今年は、モーツァルト生誕250周年、特に先週の1/27金曜はそのお誕生日でした。
そこで、モーツァルトの数多い名曲のうちから、「実は名曲」を少しずつ紹介していこうかな、の第4回です。
まず例の2時間特番昨日のハイビジョン版を視聴いたしました。
オペラの章もちゃんとあったり、楽譜の紹介もあったり、まあまあこんな感じなのかなあという程度の感想ですが、うれしかったのは、K.299の第2楽章の生演奏があったことです。
この美しい調べを聞きながら思ったのは、この前、ホルンも紹介したし、今回も管楽器系でいこうかなと。
モーツァルトの管楽器系の曲、実は名曲だらけなんです。
ホルンのロイトゲープに捧げた名曲があるわけですが、クラリネットはこの名手シュタドラーに影響されて協奏曲を3曲ほど書いています。
その中から、今回は、K.622です。
このK.622 クラリネット協奏曲 イ長調は、「白鳥の歌」と呼ばれる、晩年に書かれた超名曲なのです。
(なんだい「実は名曲」、でないではないか~...)
先日、私はモーツァルト専用のi-podを所有していることをカミングアウトしましたが、i-tunesでケッヘル別の再生回数ランキングで、実はこのK.622の「第2楽章 Adagio ニ長調」 がトップにきます。
この第2楽章は、どんな苦悩も一気に吹っ飛んでしまう力を持つ魔曲?!のうちのひとつなのです。
絶対的な存在感をもって飛翔するクラリネットの音色、これを静かにフォローするオーケストレーション、言葉では表現することは不可能ですし、名曲に対し僭越なのでこれくらいにしたいと思います。
聴いたことない人にはぜひお勧めしたいと思います。
もしすでに何度も聴いているが、この曲いまひとつ好きでないという方には、できたら情報を集めてみていただいて、いくつかの演奏を聞き比べし、自分の好みのK.622 第2楽章を探してみるとよろしいかと思います(おせっかい....)
(次回に続く)
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