映画：スカイフォール SKYFALL ×３作で体制が完成で既にボンドは年寄り＝まるでギャグ！

007新作「スカイフォール」 を初日にみた。
前作「007 慰めの報酬」は、予告編でやや期待が高まり過ぎた結果か、あまりいい印象がなかったから 。
（ちょっと悩ましい新作。 2009年01月24日アップ）



前回「慰めの報酬」での残念ポイントと比較しながら列挙してみる。

＜1. まず残念だったのがタイトルバック。

＜アリシアの曲も抑揚に欠け、メロディラインにいいフレーズがなく、彼女らしさが全く出ていない。

今回は大スターのAdelleを起用、彼女らしい熱唱に満足。
久々に、007らしい王道感に満ちている。
タイトルバックもまあ～合格点。

＜2. 前作からの「続き」のプロットにあまりなじめない。
今回は「続き感」はなく、この点ではホッとした。
さすが名匠サム・メンデス、ストーリーテリングに抜かりはない。

＜3.物語が展開される場所がいまひとつマイナーで、わくわくしない。
今回は、イスタンブール→上海→ロンドン→...なのでここも問題なし。

＜4.クライマックスのはずの「ホテル」にリアリティがなく、いかにもセットっぽいところが盛り上がらない。
ここもクリアー？

＜5.（ここが核心かもしれない）過去になくマッチョな、ダニエル・クレイグのシルエットが嫌い。
これは好みの問題だから仕方ない（笑）だんだんとそう感じるようになってしまった。
クレイグってなんかフランケンに見える瞬間があって「殺し屋」感が強すぎてイメージ違うんだよね～

競演陣はとっても豪華。
ジュディ・デンチはもちろん、レイフ・ファインズ、アルバート・フィニーなどがもり立てる。

そしてヴィランを演じる ハビエル・バルデム も好演。
Dark knightのジョーカーほどではないが、それに迫る出来だと感じた。

ということで、そのそこの満足度。
褒める人が多いのではないか。


でもこれだけは言いたい！

３作かけ、やっと体制が完成した時には、既にボンドは年寄り？というのは、まるでギャグ！
クレイグ自身がインタビューで歳をぼやいているように...
異色のボンドムービー。