さてスイミング・プール1954のあとは、次の部屋に。
で、まず写真をご覧いただきたい!
この部屋の作品は、
Blue Nudes 1952 (注:Blue Nude1907は別作品)
写真の通り、このシリーズ×4点が横に並んでいる。
その4点はそれぞれの個性があり、膝を組む姿や首まわりの表現の微妙な違いを楽しめる。
シンプルなはずのカットアウトのバラエティに富む表現に、ただただ感心。
まわりには、他の作品も含め準備されていたBlue Nudeのバリエーションたちが。
写真とは全く違う、のけぞったポーズなどで、かなりユニーク。
そもそもマティスのカットアウトたちは、弟子たちに位置を指定していったん画に置くものの、変更がままあったよう。
切り絵ならでは、のインプロビゼーションを、日々深めていた、ということだろうか。
それらのバリエーションたちが、いったんどの作品の何処に置かれ、その後どう変更されたかの解説が面白い!
(続く)