日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



新春1発めの読書は、なかなかの当たり。

唯一、ネットではないタッパーウエアが皮切り。
がこのあと、モザイク、ネットスケープ、ニング、ホットメール、イーベイ、ペイパル、フリッカー、youtube、ビーボそして締めはマイスペース、フェイスブック。
これらのネットサービスが、その時代状況のタイミングにどうのって、どうバイラルしていったか。
これがテーマの1冊。


そして当然のごとく、最も面白いのが、後半のSNSについて記述された部分。

「面白いネットワ-クを演出するには、凝ったプロフィール欄を創る
熱心なユーザーの人数が、”臨界量”を越えなければいけないのです」

「人間の得られる価値は、みんなの間で』共有している情報の量に比例するのです」

このような痺れるフレーズがビシビシ飛び交う。


面白かったのは、取り上げられているのが、成功例であるMS、FBだけでないこと。
トライブ、シックス・ディグリーズ・ドットコム、ロック・ユーなどの事例が取り上げられているのだ。

そして、バイラル・ループの現代性、課題・問題性を結論としてこの本は終了。
この本があくまでもネット環境サービスそのものである点で、個人的に本当に知りたいこととはズバリではなくて、ずれてはいるのだけれど、それぞれ十二分に示唆に富んでいた。


どうして昨年の映画「ベスト1」に、フィンチャーの「ソーシャル・ネットワーク」をせざるえなかったか。
その理由を、ここでも確信。

なぜならあの映画には、この「空気」が体感できる「シュミレーション」になっていたからだ!
(技術に頼った、チープなレトロ・フューチャーでなく ←しつこい)


レビュープラス


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