goo blog サービス終了のお知らせ 

WEBマガジン掲載

2019-07-25 23:44:53 | 自由が丘の家


僕のアトリエ兼住居「自由が丘のアトリエ」のことをWEBマガジンで掲載していただきました。
「暮らしとおしゃれの編集室」というサイトです。以下のリンクからページを閲覧できます。

http://kurashi-to-oshare.jp/life/73937/

心地よい窓辺がある家として取り上げていただき、僕が撮った写真とともにコラムを書いていただいています。
ご覧いただけますと幸いです。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

音の通り道

2019-05-23 21:46:45 | 自由が丘の家


空間体験のなかで、写真に写り込まないのは、音。
でも、聞こえてくる音のなかにこそ、想像の余地はひろがっていくように思います。
初夏になり、だんだんと気温が上がり、窓を開けることが多くなってきました。

風の通り道。

聞こえてくるのは、木の葉がさわさわとそよぐ音。
今日は風が穏やかで、木も喜んでる。そんなふうに思えるような、静かな時間。

さして特別なことではないけれども、それが心地よく感じる。
西日に照らされて輝きを増す緑と、だんだんと濃くなってきた室内の陰影のせいでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キッチンの楽しみ

2018-09-25 22:13:49 | 自由が丘の家


建築家の自邸だからといっても、コンロなどの機器は最もローコストな部類で、気の利いた設備も無し、収納もほとんど扉無し。
工夫して使う、とても簡素なキッチン。

そんななかにも自慢できることがあって、それは、大きな窓に面していること。
調理台の背面のカウンターの真正面に窓があって、そこからは中庭の緑が見えるのです。

とても細長い形状の家だから、広い部屋をとることはできませんでした。
このキッチンなんて、家の幅がいちばん狭いところにつくられていて、両手を広げたぐらいに収まっているのです!

でもそんなおかげで、こんなに窓辺の楽しいキッチンができあがりました。キッチンに居ながら、中庭の緑がぐぐっと身近に。
キッチンは日当たりがよくないほうが食材も傷まず、理にかなっているとは思いますが、まあ、過ごしていてじんわりといいなと思えるのがいちばん。
なにごとも、工夫次第で楽しくなる、ということですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小窓の楽しみ

2018-09-05 09:38:21 | 自由が丘の家


私の設計アトリエの応接室に、ちいさな木製の窓があります。
その窓はちいさな中庭に面していて、テーブルについた来客のちょうど傍らにあります。

窓越しには緑が見えて、葉っぱの陰が外壁に映り込んでゆらめいている、そんな感じの眺めです。
気候のよいときは窓を開けると、気持ちよく風が抜けていきます。

窓があれば向こうの風景が見えるし、開ければ風が通る。
ごくあたりまえのことですが、そんなあたりまえのことが、ちょっといいと思えると、日々の暮らしは居心地の良いものになると思います。

この窓は、現場で建具屋さんに制作してもらったもの。タモの木を使い、ガラス戸と網戸が備わっています。
軸がずれながら開く「縦すべりだし窓」という形式。
好きな開き角度で留められ、ガラス窓の両面から拭き掃除ができるので、実用性を大事にした私の師匠が好んだ窓の形式です。

木製の窓もメーカー品があり、歪まないように中に鉄が仕込んであったり、いろいろな工夫がされているのですが、そのぶん、木の窓特有のやさしい風合いがどうも損なわれてしまいがちです。
そんなことからぼくは、現場で制作する窓をよく設計します。

湿気の多い季節には、木が膨れてちょっと開けにくくなったりすることもあるけれど、ハンドルをひねって窓を開けること自体がちょっと特別のことのように思える感覚は、アルミサッシでは得られないものです。

窓を開けた先にはどんな眺めになっているといいかな。そんなことを考えながら、間取りや窓や庭について思いを巡らせるのは楽しい時間です。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

陰を!

2018-07-23 18:52:54 | 自由が丘の家


うだるような暑さの日々が続きます。
せめてもの救いをと、木陰を求めて道を歩くも、最近の住宅街は木陰もめっきり少なくなりました。

大雨に、酷暑。
家も、環境に対してタフでならなければなりません。
基本に忠実な、タフな家づくりが求められます。
ディフェンスの構えだけでなく、ほっと息をつける木陰が差し出されていれば、家はより気持ちのよい佇まいになると思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする