印西にて

2015-01-17 20:17:47 | 印西爽居

 千葉県に建てた「印西爽居」に、点検のために訪れました。

 竣工してから6年が経ちました。ピカピカだったところが落ち着き、素材は経年変化の味わいを出すようになり、庭木は大きく成長しました。
独特の存在感を出すようになり、腑に落ちました。じんわりといいなあと思うことができ、このようなときに、この住宅をつくってよかったと実感します。
それもこれも、施主のKさんが愛着をもって手入れをしてくださり、大切にして暮らしていただいているから。

 工務店の工事監督さんと見廻りながらチェックをして、一部、手直しをした方がよいところもありました。これから修繕の段取りにはいります。

 オーダーを受けて住宅をつくることのよいところは、誰のためにつくっているかがはっきりわかっていることなのだと思います。
敷地の状況や、その人の生活に合わせてつくる。
当たりまえのことのようでありながら、建物というモノばかりに意識がいくと、根本の部分でおかしなことになってしまいます。
建物というモノをつくることを通して、最終的には、施主にとっての「居場所」をつくることが大切なのですから。ぼくはそのように思います。



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ロイヤルミルクティーをつくりながら

2015-01-08 23:27:31 | 日々


明けましておめでとうございます。
本年もブログにお付き合いくださいますよう、よろしくお願いいたします。

 のっけから新年ぽくない絵面ですが、そう、ロイヤルミルクティーをつくっているところです。
ミルクパンに紅茶の葉っぱとミルクを入れてぐつぐつ。こういうことは、ちょっと気に入った道具が手元にあって、たまには使おう!という気分にならないとなかなかやらないのですが(笑)
で、やってみるとなかなか楽しいものです。

 写真のミルクパンはホーロー製で、ポーランドでつくられたというものが、どこかのアンティークショップで安く売っていたので購入したものでした。
とりたててどうというものではなく、とても安いものでした。

 でも、ポーランドという、僕にとっては行ったことのない遠い国からやってきたということへの、なんといいますか、郷愁のようなものを感じたのです。
また、ホーローが釉薬らしくとっぷりと持て余し気味に焼き付けられているさまが、なんともどんくさくてかわいい。
さらには、縁と取っ手の部分に、深緑色の釉薬が塗られているのがなんとも渋い。かわいいのか渋いのか、どっちやねん!
きっと柳宗悦だったら、素晴らしき民芸デザインに認定してくれたことでしょう。

 写真の奥に見えるのはル・クルーゼのお鍋。こちらはメジャーな製品で、ホーローつながりですね。
たしかにこれで料理を作ると、味が変わります。
そして、この鍋を使うことが、やはり楽しい。

 大学生になってアパート暮らしを始めるにあたり、身の回りのものをとりあえず近くのスーパーなどでまかなった記憶があります。
割と物持ちが良い方なので、その頃に買ったお玉だとかフライ返しだとか、いまだに現役のものもいくつかあるのですが、共通して言えるのは、「愛着がわかない」ということ。
どんなに安くたって、どんなに高くたって、愛着がわかなければ意味がない。

 そんなことに気付き始めてから、身の回りのものを少しずつ、気に入ったものを選ぶようになりました。
もちろん高級品ということではなく、自分に合ったものを選ぶ、というところでしょうか。


さて、今年はどれだけの「気に入るもの」に出会えるだろうか。
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