家の中のライブラリー

2021-01-08 22:49:20 | 福島の家

<撮影:東涌写真事務所 東涌宏和>

コロナ禍の前から、住宅のなかにデスクコーナーを設けることが多くありました。
個室化した書斎というよりも、リビングダイニングから少し距離を置いて、つかず離れずの関係。
ライブラリーというスペース名にすることが多いのですが、大きなデスクを造り付け、本棚も併設し、なるべく作業や勉強に集中できるような空間にしたいと思いながらデザインしています。
特に大事にしたいのは、ここでも居心地の良い窓辺のスペースにしたいということ。
自然光が入り、少しでも緑が見えて、風も抜ける。
人が心地よく過ごすうえで、そのようなことがあたりまえで自然なことだと思います。

写真の「福島の家」では、デスクや本棚に加え、スマホ等の充電スペース、ハンディクリーナーやルンバの充電ステーションや弱電パネルブースを集約して造ってあります。
物事が集約されてわかりやすく整っているのは気持ちがよく使いやすいですし、バリアフリーですね。



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吉村障子のある家

2019-09-16 20:44:49 | 福島の家


福島市ですすめてきた住宅がいよいよ完成となり、お引渡しをしてきました。
約100坪のゆったりとした敷地に、南面して大きな窓があります。
その全面に障子を建て込む設計にしました。
障子の枠と桟が同じ寸法の、いわゆる「吉村障子」。これは、障子が何枚並んでも、その継ぎ目が目立たないので、一幅の大きな光の面のような風情になるのが特徴です。
障子を閉じた時にしんと静まりかえるような雰囲気は、独特の美しさがあると思います。



暑い福島の夏に備え、通風に配慮した設計にしました。
吉村障子から振り返ると大きなデスクコーナーがあり、南北を貫くように空間がつながっていきます。
ゆったりと大きなスペースと、籠るような小さなスペースが隣り合う。そんなスケール感の遊びが楽しい住宅になりました。

現場を担当してくださった工事監督は、これまで僕が一緒に仕事をしてきたなかで最年長のベテラン監督でした。
30年以上前に自宅を設計して建てたんですけどね、実は私の家も、吉村障子なんですよ。
そんなことをにっこり微笑みながら教えてくれました。
周りの方に聞くと、若い頃はそれはもうコワい工事監督さんだったそうです。

工事中、要所で受領した工事用図面はすべて手描きでした。定規を使わず、方眼紙にフリーハンドで描かれたもの。
とても見やすく、要点が端的に押えてあります。
もうそんな手描きの図面を描ける人も、ほとんどいなくなってきているんだろうなあ。
なんだか現場が終わってしまうのが惜しく、もっといろいろ質問をしておけばよかった、という気持ちになりました。

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福島の家。

2019-04-01 21:58:32 | 福島の家


「福島の家」。約100坪のゆったりした敷地に建つ計画です。
普段、都市部での設計の仕事が多いので、平屋に近いゆったりとしたプロポーションの建物を設計する機会は多くないのですが、この住宅では屋根の端から端まで12メートル強!
塀越しに植栽と屋根が印象的に見えるようにデザインしました。


福島の夏は暑く、なるべく南北に風が抜けるように、風の通り道を意識した間取りを考えました。
その風の通り道に沿って、ライブラリーと名付けられたデスクコーナーとたっぷりの本棚があります。
ゴロリと寝転がれる畳スペース、ラウンジチェア、ライブラリーと、家族それぞれが好きに過ごせるスペースが散りばめられています。

いよいよ工事が始まります。
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