ヘリンボーンの床

2019-03-27 22:28:06 | 古木のある家


「古木のある家」より。
カーペット敷のウォークインクローゼットから廊下に出ると、ほの暗い空間にヘリンボーン張りの床が黒光りしています。
古い庭木をなるべく残して建て替えたい、そんなご要望から始まった家だから、打ち合わせを重ねるうちに、全体的にクラシックというか、古色ある気分に包まれた家になりました。

小ぶりなサイズのヘリンボーン用のフローリングを、大工さんがひとつずつ丁寧に組んでいきます。角度が合わなくなるときれいに張れないので、大工さんの腕が肝要になります。
コツコツコツ・・・と音を響かせながら、大工さんが黙々と作業を続けていたのを思い出します。

新築の家だけれども、以前からずっと在り続けたような佇まい。
新しくもあるし、古くもある。
個性的でもあるし、凡庸でもある。

昔に読んだ、画家・有元利夫への評で、暗闇があると同時に光が溢れ出す不思議さ、というようなことが書いてありました。
切れ味よい言葉で表現されるコンセプトから遠く離れて、あらゆるものが同時に在ることををきちんと表現できたらいいな、と思います。
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正しく古いものは 永遠に新しい。

2018-03-06 22:04:09 | 古木のある家


昨年できあがった「古木のある家」より。
那智黒石の玄関。
ヘリンボーン張りのホールの床。
スチールのドアと、古びた取っ手。
レトロなスイッチ。



敷地内に残る庭木に寄り添うように建てられたこの家には、「懐かしさ」を積極的に楽しもうとするアイデアに溢れています。
新しい家なのに、古びている。
なんだか新しい境地でした(笑)
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ワーーーープ!!!

2017-09-06 22:35:19 | 古木のある家


最近できあがった「古木のある家」にある、不思議なトンネルのような空間。
実はこれ、中がライブラリーになっているんです。
廊下とウォークインクローゼットをつなぐように通路があって、その壁面に本棚が作りつけられています。
中が真っ黒に塗られているだけで、なんだか独特のゾーンができあがります。

せっかくだから特別感をだそう、ということでできあがった入口のカタチ。
入口のアーチは綺麗なカーブを描き、大工さん、お見事!!
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古木の見える家。

2017-05-16 13:51:20 | 古木のある家


「古木のある家」  都内に最近できあがった住宅です。
古い庭木を残して建て替えました。最近は住宅街のなかの緑が少なくなってきましたが、この敷地の近辺も建て替えがすすみ、一気に緑の気配が消えてしまいました。
庭木をよけるようにして間取りを考えていくのは難しかったけれども、その分、どの窓からも古い木が身近に顔を出してくれます。

古い柿の木が見えるダイニングキッチン。
キッチンの脇には出窓が造られ、その下に本棚スペースもあります。
単に機能的なだけでなく、物を飾ったり、気に入った照明スタンドを置いて、雑誌を入れておいたり。
キッチンにいることを楽しむために創られたスペースです。

白く塗られた天井には、木々の緑がほんのりと映り込んで。
新しい家だけれども、どこか懐かしい感じでほっこりとします。
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古い木と

2016-10-09 07:33:56 | 古木のある家


都内の現場。古い庭木の残して、家を建て替えます。
庭木をよけるようにして複雑な間取りの家ですが、その分、古い庭木が身近に感じられるようになります。

写真は3階のベランダを見たところ。
木造の骨組みのほの暗い室内に、外の樹木の影が映り込みます。
その影の姿もほんのりやさしく、少しずつ秋になってきたなあと感じます。
木が多い分、まだまだ蚊は元気ですが・・・。
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