アルネ・ヤコブセンの時計

2020-08-26 22:18:45 | アート・デザイン・建築


ぼくの設計アトリエの掛け時計。
デンマークのデザイナー アルネ・ヤコブセンが1943年にデザインしたもの。
STATION と名付けれている通り、駅舎のためにデザインされたそうです。
当時は手描き風の柔らかなフォントがデザインの主流だったそうですが、あえてバウハウス的な機能的なデザインにしたそうです。

いま見ると、いや~ 実に普通(笑)
パッと見るだけでは見過ごすぐらいに特徴が無い、ように見えます。
でも、ず~っと見てると、足すことも引くこともできない絶妙なデザインであることもわかってきます。
秒針が無いところも、またいい。

これはヤコブセンの時計だね、だなんて一度も言われたことはありませんし(笑)、見た目よりも高い(泣)けれども、でもしっくり空間に馴染むもの。
そういったものが身の回りにあるのは、ちょっとした満足感があります。

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二月堂裏参道の雅。

2020-04-10 22:25:43 | アート・デザイン・建築


最近、いくつかの現場で仕上げ材料の素材や色を決めることが重なり、サンプルを片手に悪戦苦闘しています。
どれもが住宅ですから、もう金輪際 塗り直しはききませんよ、というような匠の素材を選ぶというより、メンテナンスを考慮した素材を選ぶようにしています。
外観でいえば、左官塗りの調子と、隣り合う木部の色合いをどうするか。

枯淡。無名色。そんな境地にたどりつきたいものですが、なかなか。
かつて旅行で訪れた場所の写真などを見返すと、やはり日本の中にも素晴らしいものがあるなあとしみじみ思います。

上の写真は、東大寺二月堂裏参道より。
前近代的な自然の素材を用いて造り、時を味方につけて風化する。
いやあ、うつくしい。
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ozoneでの展示

2020-03-21 18:35:29 | アート・デザイン・建築


新宿のリビングデザインセンターOZONEで、「建築家と工務店の底力」展が開催されており、僕のアトリエからも出品しています。
総勢約20組の建築家と工務店から、それぞれのテーマで作品紹介をしています。

オノ・デザインから出品しているのは、「公園の緑を取り込む家」。
公園に面した土地に建つ2世帯住宅で、公園の緑を最大限に取り込んだ家づくりがメインテーマの住宅です。
高く茂る木々を眺められるように、両世帯ともに2階にリビングの空間をつくりました。

展示パネルとあわせて模型も展示しています。不要不急の外出をなるべく避けるべき時期ではありますが、お近くにお越しの際は、ぜひご覧いただけますと幸いです。
OZONEのメインエントランスからすぐのスペースでの展示です!
4月21日まで開催されています。

https://www.ozone.co.jp/event_seminar/event/detail/897


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スケッチ

2019-10-02 21:12:40 | アート・デザイン・建築


エクスナレッジ刊「建築知識」10月号は、パース・スケッチの特集。僕も編集協力させていただき、何点か手描きスケッチを掲載いただいています。
特に住宅設計では、CGよりも手描きのスケッチの方が雰囲気やニュアンスが伝わりやすいように思います。

手描きのスケッチは自分の手を動かして描くので記憶に刻まれやすいのか、それを見ると、描いていた時に思っていたことがじんわりと胸中に蘇ります。
なんだか日記みたいなものですね。



このスケッチはちょうど10年前に、仙台に建つ「青葉の家」のために描いたもの。まだ実作が少なかった頃で、なんとか実現したいという渇望がものすごかった(笑)のを思い出します。
あっさりのスケッチに見えますが、左官塗の外壁に、板張りの腰壁に、木でできた格子窓に、ひとつひとつに思い入れを込めて描いたものでした。
このスケッチを含めて数点が「建築知識」に掲載されていますので、よろしければぜひご覧ください。
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時計塔

2019-02-24 22:22:20 | アート・デザイン・建築


埼玉県川口市で現場が始まり、久々に懐かしの時計塔に再会に。
駅前のCupola広場に建つ、黒い時計塔モニュメント。
僕が独立して設計事務所を立ち上げて間もない頃、時計塔のデザインコンペがあったのでした。
応募して案が採用され、実現したものです。
独立後、初作品でした。

川口は鋳物業で有名です。地元の鋳物業者さんとのコラボで、鋳物のボディができあがりました。
表面には「川口」の文字をかたどったレリーフで覆われています。

できあがってから十数年。少しずつ色褪せながらも、いまだに健在な様子で嬉しくなりました。
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