フランスのテリーヌ缶

2023-07-28 22:48:11 | 日々


フランス在住の友人から、テリーヌの缶詰をいただきました。
鴨と豚のテリーヌ。

それにしてもこの缶詰のデザインが、本当に素敵なのです。
文字は黒だけのクラシカルなフォント。
商品を主張させるようなデザインではなく、むしろシンプルで控えめなデザインです。
といっても、シンプルさを研ぎ澄ませたデザインということでもなく、肩ひじ張らないデザインなのがかっこいい。
フランスでも有名な食材店のブランドなのだそうです。
中身の素材によってパッケージの背景色が様々なのでしょうね。それらの缶が並んでいる光景を想像するとちょっとワクワクします。

できれば、ギラギラと照明で照らされたスーパーマーケットの店内ではなく、街なかのちょっとおしゃれな路面店なんかで、クラシカルな木の棚に陳列されていると嬉しいなあ。
古びたこげ茶色の木の棚に載せられた、鮮やかだったり、渋みのあるパッケージのテリーヌ缶が並ぶ光景。日々のちょっとした買い物が楽しくなっちゃいますね。
そんなことを想像してもうしばらく楽しみたいから(笑)、まだしばらく缶は開けられなさそう。
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古風な花

2023-06-14 22:30:33 | 日々


雨模様の日が続きます。
庭の紫陽花の色もきれいに色づいてきました。
ひっそりとしながらも華やかで。
紫陽花は不思議な花だなと思います。

母が庭の紫陽花を採って花瓶に活けました。
玄関にある古びたキャビネットの上にある、古風な花瓶。

天窓からの光が、花瓶の紫陽花に優雅さを添えます。


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3月の色

2023-03-26 21:33:20 | 日々


東京は桜が一気に満開になるも、雨で見頃が短くなりそうですね。
でも、皇居脇を車で走っていても、雨に煙る桜の風景を眺めると、美しいなと思います。
桜の華やかさが抑えられ、むしろ渋いと感じるような。

これまで3月に旅行をすることが多かったのですが、京都の修学院離宮も3月が似合うなあと思います。
いろいろ撮った写真のなかでも、ちょっと気に入っている一枚がこれ。

池のほとりの橋の欄干と松の枝葉。
こういう色合いは今の季節ならではですね。

枯淡。
無名色。

水はライトブルー。
木はブラウン。
葉はグリーン。
子どもの頃から、着色はそういうイメージが常識と教えられてきたし、実際に季節によってはそうなのでしょう。
だからこそ、そのどの色にも当てはまらない今の3月の色が大好きです。
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慈愛の場所

2022-12-24 22:18:50 | 日々
今年で10歳になる息子はダウン症で、特有の合併症のため、誕生後すぐに手術を何度か受けることになりました。
だから、10年前の冬は、悲しいとか心配とかいう感情を抑えたくて、なんだか無感情にしながら日々を過ごしていましたが、とにかく昼も夜も病院に行き来したことを覚えています。

入院した成育医療研究センターは子どもの医療専門の病院で、敷地内には少し広めの中庭がありました。
中庭にはサンタさんやトナカイなどクリスマスにちなんだ人形が飾られていました。
近所の保育園児が引率されて中庭で遊ぶ光景も見られ、横目で見ながらその元気さがなんだかうらやましい気持ちにもなっていましたが、夜になるとそれらの人形たちはイルミネーションとなり、暗い中庭のなかで美しく輝いていました。
もう診療時間もとっくに過ぎた夜に。

病院にしばらく通っていると、いろいろな病気により長期にわたって入院を余儀なくされる子どもたちがたくさんいることがわかりました。
病院の中には学校もあって、学習が遅れないようにも配慮されながら、いつか退院できる日を待ち望みながら暮らしているのです。
中庭にそっと光り輝くクリスマスのオブジェは、その子どもたちに向けられたものだったんだ。
そんなことを理解しながら、美しいイルミネーションだなと思いました。

今日も、病院のなかで過ごす多くの子どもたちがいます。
医療の力で、みんな前に進んでほしい、と切に思うのです。
そしてぼくは医療には関われないけれど、医療や療育の場であったり、子どもたちが過ごしながら少しでも気持ちが明るく軽くなれるような場所をつくりたいと思うのです。
中庭のそっと光り輝くクリスマスのオブジェを思い返しながら、そんな気持ちになります。

メリークリスマス。


写真はアッシジのサン・ダミアーノ修道院より。
いつかこんな慈愛に満ちた場所をつくりたいと思います。

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感動!!フェンシング金メダル

2021-07-30 23:58:40 | 日々


東京オリンピック フェンシング エペ団体戦で、日本チームが金メダル!
フェンシングには3種目があって、エペという種目は「先に血を流した方が負け」という西欧中世の決闘が発端となった競技なので、全身どこでもいいから先に突けばよいという、単純明快なルールです。
構えたときに手首や足先が一番狙いやすいのですが、そこに駆け引きが生じます。

僕は高校時代にフェンシング部に所属し、フルーレとエペをやっていました。
腰を落として中腰で数分間 細かく動き続けるのがいかにキツいか、軽く見える剣が案外と重いことや、金属の剣をしならせて突くのにいかに筋力がいるのか、というようなことを思い起こしながらテレビで試合を観ていました。
卒業して30年近く経ちますが、フェンシングをやっていたという人はおろか、知り合いがフェンシングをやっていたという人にすら出会ったことがありません。
当時、大きな本屋さんで関連書を探すも皆無。大学生になってフランス旅行で本屋さんに行っても、あれ、無いな・・・ 世界的にもやはりマイナー競技なのだと思います。
ですから、太田雄貴さんの活躍でフェンシングが脚光を浴びたときには本当に嬉しかった(笑)

写真は高校時代に愛用していた道具です。
マスクも世界で数社しか製造していなくて、強い人はこのメーカーのものを使う、という棲み分けがありました。
僕は当然ながら(?)そうではないメーカーのものを。
体育館でマスクとあの白ユニフォームを着て練習しますから、強い人ほど色が白いのです(笑)
真夏の体育館の練習では、暑さで酸欠になりそうになりながら一生懸命練習した頃を思い出します。今は冷房完備のところが多いからいいですね。

それにしても、日本チームが、フランスにも勝ち、金メダルをとる時が来るとは。
そして、その金メダルの観戦プラチナチケットに当選していたのに!! すんごく楽しみだったのに!!

ああ無情・・・。

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