フローリングの木の話の次は、石の話。
上の写真は、フィレンツェで訪れた修道院の床の舗石。
何百年も風雨に晒されていますから、この風合いは新築の住宅で真似しようはないのですが・・・
それにしてもいい味です。
風化した石の表情のさることながら、石の切り出し方にも技芸がありますね。
敷き並べたピースの間からはコケらしき緑が見えて。これも良い雰囲気です。
メーカーから出されている製品は、どれも寸法がきちんとできているから、良い意味での不揃いな感じは出にくいもの。
そこで、もともと寸法の不揃いのモルタル製の下地材を並べてできあがったのが下の写真。
間からはコケも生えてよい雰囲気になりました。
こちらはできあがって10年ぐらいの写真ですが、フィレンツェの何百年の大先輩になんとか追いつこうとした労作!?です。