鎌倉山ノ内の家

2023-02-13 19:07:57 | 鎌倉 山ノ内の家


「鎌倉山ノ内の家」の現場が進んでいます。大工さんの仕事も大詰めとなり、空間の輪郭がハッキリしてきました。
猛暑のなかでの「鎌倉小町の家」は鶴ケ丘八幡宮の門前町での仕事でした。
ここ「鎌倉山ノ内の家」の現場は寒さとの闘いです。平地に比べて気温も少し低くなるようです。
携帯電話の電波も届きにくく、まさに山ノ内。そのぶん、眼前に覆いかぶさる山の景色は圧巻です。

断熱性能を確保すべく、樹脂サッシの既製品を用いながらの窓辺のデザイン。
風景を大きく切り取るFIX窓と、風抜きを促す開閉窓。それらの組み合わせとプロポーションによって、窓辺のデザインに独自の表情が出ます。
どんなときでも、ここにしかないオリジナリティのあるデザインを求めたいものです。

落葉した冬の枯れた木々を通してやってくる自然光には独特の風情があります。
できあがったら、この窓辺はダイニングになり、建て主がお手持ちのアンティークのテーブルが置かれる予定。
食事が美味しく映えるダイニングになりそうです。
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鎌倉山ノ内の家

2022-12-19 22:07:38 | 鎌倉 山ノ内の家


「鎌倉山ノ内の家」の現場が進行中です。
今日はとても寒く、断熱材がまだ入っていない室内は、しんしんと体に応えます。

休憩時間に大工さんが熱いコーヒーを入れてくださいました。
いやあ、沁みます、身と心に(笑)

鎌倉の山ノ内界隈は山に囲まれたロケーションで、山の木々を間近に感じる絶景の土地です。
小さなラウンジスペースに、大きな窓を開けて。



家じゅうのどこからでも山の緑が見えるようにしたい。
そんな建て主のご意向を汲みながら、間取りを考えました。
間取りは暮らしに直結するから、建て主とのキャッチボールを繰り返しながら良くしていきます。
一方で、窓の開け方は、いわば建築家の手腕が期待されているところ。
敷地界隈の雰囲気をよく見て感じ取り、窓辺のデザインに落とし込んでいきます。
その作業は、風景と対話をしているようなものかもしれません。

風景との、言葉なき対話。
ゆっくりと脳裏にいろいろな想いを巡らせる時間は、とても楽しいものです。
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