〈 「ねこ庭」の結論 〉
ボウフラ君のコメントと巷にある保守層の方々のご意見と、今回はこの二つに関する「ねこ庭」の結論になります。
まずボウフラ君のコメントに返事をしますと、「ねこ庭」では「逆コース」を知らずに意見を述べているのではありません。マッカーサー元帥がこの矛盾した政策を実行した本人ですが、彼は『マッカーサー回想記』の中で、弁解も謝罪もしていません。良心の呵責を感じたという記述もありません。つまりこうです。
・政治家は自己の信念に反したことでも、国益のため状況に合わせ実行する
もともと反共産主義者だった元帥が、なぜ刑務所にいた共産党の幹部たちを解放したかと言えば、日本軍を壊滅させるには共産党を使うのが効率的だったからです。元帥は祖国に忠誠を誓う軍人ですが、本国のグローバル民主党政権の指示を、日本統治の手段として利用しました。次も、これと同じです。
・「米国のグローバル勢力」は共産主義を敵視していても、状況に合わせて利用する
彼らは日本とドイツを敗北させるまで、スターリンと毛沢東を利用しましたが、影響力が大きくなり始めると潰しにかかります。ソ連の傀儡政権だった北朝鮮が、韓国まで占領するとなれば彼らの利益を害しますから、日本軍を再建し戦わせようとしました。
再軍備に反対した、ボウフラ君の言う気骨のある政治家は吉田首相のことで、氏は焦土となった日本の再建を優先しました。軍を否定する憲法を持たせたアメリカを逆利用し、当面はアメリカ軍に日本の防衛を任せました。「アメリカ軍」を「日本の番犬」にした気骨のある政治家でしたが、ボウフラ君が言うように平和のために軍を否定したのではありません。言わばこれもまた、
・政治家は自己の信念に反したことでも、国益のため状況に合わせ実行する
と言う実例です。政治家は国益のために働きますが、「グローバル勢力」はアメリカでも日本でも、自社の利益のためにしか働きません。時々日本に協力することがあっても親日と言わず、「ねこ庭」では「反日」の言葉を外しません。彼らに振り回されているボウフラ君が納得できないとしても、これが「ねこ庭」の結論です。
しかしボウフラ君の貴重なコメント部分には、耳を傾ける価値があります
・どの道日本はアメリカ製の兵器を導入するしか無いので、アメリカの支配下にあり続ける事に変わりは無い。再軍備・軍隊保持は日本の独立等では無く、アメリカの飼い犬が「番犬」になるだけの事。
アメリカが日本の各界へ送り込んでいる「ジャパンハンドラー」の力を軽視していると、彼の言うことが現実になります。アメリカの「飼い犬」から「番犬」にならないよう、格段の注意が要ります。
次はもう一度、安倍氏一族を全否定する保守の方々へ戻ります。
〈 巷 (ネット) にある、保守層の方々のご意見 〉
・岸元首相が統一協会の文鮮明と交流し、自宅の隣に住まわせていた。
・孫の安倍元首相は、旧統一協会を「選挙活動」協力組織として活用した。
・旧統一教会の関係する雑誌や、集会に祝辞や映像を送り関係を深めていた。
・安倍元首相は、「拉致問題」解決を公約しながら、実際はやる気がなく拉致被害者救出を願う国民を裏切った。
・自民党の関係者や安倍元首相の支持者の中には、それを問題視せず、安倍氏を支持している者がいる。
・「裏金」問題をみれば、自由民主党が真面目に国民のことを考えていないことが分かる。
・国民の金を罪の意識もなく使っているが、これは「脱税」であり犯罪である。
・こんな政治家が「憲法改正」を言っても、誰が信じるというのか。
何段論法になるのか分かりませんが、巷の保守の方々の中にはつぎの2点を結論にしている人がいます。
1. 自由民主党の腐敗と裏切りの原因は、岸元首相と孫の安倍元首相にある。
2. 安倍氏とその関係者・支持者を、許してはならない。
この方々に対して「ねこ庭」から送る結論は吉田首相の「再軍備反対政策」と、マッカーサー元帥の「逆コース政策」を説明した言葉になります。安倍元首相も日本の国益のため、状況に応じた政策を実行したのかもしれません。
・政治家は自己の信念に反したことでも、国益のため状況に合わせ実行する
安倍氏の政策を全部肯定しているのでなく、氏とその派閥にいる議員を切り捨てるのは、極論でないかという意見です。国を愛する政治家は国益のために働きますが、「グローバル勢力」は、アメリカでも日本でも自社の利益のためにしか働きません。
・「旧統一教会問題」と「裏金問題」をいつまでも国会のメイン議題とせず、日本がダメになる前に、「新しい反日勢力」( 経団連と財務省 ) と、進出している「米国のグローバル勢力」の方へ焦点を向けてはどうでしょうか。
中途半端で、物足りないのかもしれませんが、これが現在時点での「ねこ庭」の結論です。もっと勉強をして、違った情報を得ましたら、その時はまた報告いたします。お付き合い頂きましたことに、感謝いたします。