ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

「ねこ庭」談義 - 10 ( 「ねこ庭」の結論 )

2024-02-19 20:03:23 | 徒然の記

 〈 「ねこ庭」の結論 〉

 ボウフラ君のコメントと巷にある保守層の方々のご意見と、今回はこの二つに関する「ねこ庭」の結論になります。

 まずボウフラ君のコメントに返事をしますと、「ねこ庭」では「逆コース」を知らずに意見を述べているのではありません。マッカーサー元帥がこの矛盾した政策を実行した本人ですが、彼は『マッカーサー回想記』の中で、弁解も謝罪もしていません。良心の呵責を感じたという記述もありません。つまりこうです。

  ・政治家は自己の信念に反したことでも、国益のため状況に合わせ実行する

 もともと反共産主義者だった元帥が、なぜ刑務所にいた共産党の幹部たちを解放したかと言えば、日本軍を壊滅させるには共産党を使うのが効率的だったからです。元帥は祖国に忠誠を誓う軍人ですが、本国のグローバル民主党政権の指示を、日本統治の手段として利用しました。次も、これと同じです。 

  ・「米国のグローバル勢力」は共産主義を敵視していても、状況に合わせて利用する

 彼らは日本とドイツを敗北させるまで、スターリンと毛沢東を利用しましたが、影響力が大きくなり始めると潰しにかかります。ソ連の傀儡政権だった北朝鮮が、韓国まで占領するとなれば彼らの利益を害しますから、日本軍を再建し戦わせようとしました。

 再軍備に反対した、ボウフラ君の言う気骨のある政治家は吉田首相のことで、氏は焦土となった日本の再建を優先しました。軍を否定する憲法を持たせたアメリカを逆利用し、当面はアメリカ軍に日本の防衛を任せました。「アメリカ軍」を「日本の番犬」にした気骨のある政治家でしたが、ボウフラ君が言うように平和のために軍を否定したのではありません。言わばこれもまた、

  ・政治家は自己の信念に反したことでも、国益のため状況に合わせ実行する

 と言う実例です。政治家は国益のために働きますが、「グローバル勢力」はアメリカでも日本でも、自社の利益のためにしか働きません。時々日本に協力することがあっても親日と言わず、「ねこ庭」では「反日」の言葉を外しません。彼らに振り回されているボウフラ君が納得できないとしても、これが「ねこ庭」の結論です。

 しかしボウフラ君の貴重なコメント部分には、耳を傾ける価値があります

  ・どの道日本はアメリカ製の兵器を導入するしか無いので、アメリカの支配下にあり続ける事に変わりは無い。再軍備・軍隊保持は日本の独立等では無く、アメリカの飼い犬が「番犬」になるだけの事。

 アメリカが日本の各界へ送り込んでいる「ジャパンハンドラー」の力を軽視していると、彼の言うことが現実になります。アメリカの「飼い犬」から「番犬」にならないよう、格段の注意が要ります。

 次はもう一度、安倍氏一族を全否定する保守の方々へ戻ります。

〈 巷 (ネット) にある、保守層の方々のご意見 〉

  ・岸元首相が統一協会の文鮮明と交流し、自宅の隣に住まわせていた。

  ・孫の安倍元首相は、旧統一協会を「選挙活動」協力組織として活用した。

  ・旧統一教会の関係する雑誌や、集会に祝辞や映像を送り関係を深めていた。

  ・安倍元首相は、「拉致問題」解決を公約しながら、実際はやる気がなく拉致被害者救出を願う国民を裏切った。

  ・自民党の関係者や安倍元首相の支持者の中には、それを問題視せず、安倍氏を支持している者がいる。

  ・「裏金」問題をみれば、自由民主党が真面目に国民のことを考えていないことが分かる。

  ・国民の金を罪の意識もなく使っているが、これは「脱税」であり犯罪である。

  ・こんな政治家が「憲法改正」を言っても、誰が信じるというのか。

 何段論法になるのか分かりませんが、巷の保守の方々の中にはつぎの2点を結論にしている人がいます。

  1.  自由民主党の腐敗と裏切りの原因は、岸元首相と孫の安倍元首相にある。

     2.  安倍氏とその関係者・支持者を、許してはならない。

 この方々に対して「ねこ庭」から送る結論は吉田首相の「再軍備反対政策」と、マッカーサー元帥の「逆コース政策」を説明した言葉になります。安倍元首相も日本の国益のため、状況に応じた政策を実行したのかもしれません。

 ・政治家は自己の信念に反したことでも、国益のため状況に合わせ実行する

 安倍氏の政策を全部肯定しているのでなく、氏とその派閥にいる議員を切り捨てるのは、極論でないかという意見です。国を愛する政治家は国益のために働きますが、「グローバル勢力」は、アメリカでも日本でも自社の利益のためにしか働きません。

 ・「旧統一教会問題」と「裏金問題」をいつまでも国会のメイン議題とせず、日本がダメになる前に、「新しい反日勢力」( 経団連と財務省 ) と、進出している「米国のグローバル勢力」の方へ焦点を向けてはどうでしょうか。

 中途半端で、物足りないのかもしれませんが、これが現在時点での「ねこ庭」の結論です。もっと勉強をして、違った情報を得ましたら、その時はまた報告いたします。お付き合い頂きましたことに、感謝いたします。

コメント (4)
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「ねこ庭」談義 - 9 ( ボウフラ君のコメント紹介 )

2024-02-19 14:11:44 | 徒然の記

 「アメリカのグローバル勢力」の関与を認識した今となっては、「ねこ庭」の結論が当然変わります。次回は新しい結論を述べ、シリーズを終わりたいと思います。

 今回は「ねこ庭の結論」ですが、その前に重要になるのが「新しい反日勢力」の説明です。中身を経団連と財務省にしていますが、経団連の方は「持株会社」企業を指しています。同じ反日勢力といっても、「トロイの木馬 A 」と「トロイの木馬 B 」に比べると説明が容易でありません。

 「新しい反日勢力」の一つは戦前の日本の「持株会社」で、今は愛国心を無くしたアメリカ型の会社といえば分かり易いのかもしれません。以前のシリーズ 17回で、彼らの思想について下記のように説明しました。

 〈 「新しい反日勢力 ( 「持株会社」・財務省 ) 」 の思想 

   ・保守・左翼に関係なく、自社の利益になることなら何にでも賛成する

   ・保守・左翼に関係なく、自社の利益に反することには何にでも反対する

   ・金には保守・左翼の区別がなく、善悪の区別もないと考えている

   ・この世は利益 ( 金 ) が全てで、人間は金のためなら何でもすると考えている

 彼らの思想・信条は「拝金主義」で、自分の会社の利益を第一優先にし、自分の国のことでも自社の利益のためなら見捨てます。国民のことは眼中になく、国を越え民族の垣根を越え、自社の利益のため誰とでも協力し、誰とでも敵対します。

 ウォール街とロンドンのシティー街にいるのは、同じ思想を持つ「アメリカのグローバル勢力」と「イギリスのグローバル勢力」です。すでに兜町では、「日本のグローバル勢力」が威を張っているのだと思います。

 「トロイの木馬」の発生は敗戦後で、たかだか80年の歴史しか持っていませんが、「グローバル勢力の歴史」はおよそ300年ですから、比較になりません。これに財務省を加えたのは、「ねこ庭」の強引なこじつけですが、財務省が「自省の利益」を優先する頑固な姿勢が「持株会社」に似ているからです。

 強い力を持つ「持株会社」と「財務省」が、自分たちの利益になることなら「保守」にでも「左翼」にでも、ついたり離れたりするので多くの国民が戸惑わされます。その時次第で敵にも味方にもなる彼らが、どのように国民を惑わせるのか ? 。予定外になりますが、今朝方入った共産党親派のボウフラ君のコメントを紹介します。

〈 確認しないねぇ(学習力無し)     2024/02/19 07:49:34 

          「ねこ庭」談義 - 8 ( 高橋洋一氏の意見-3 )

  ・「逆コース」調べてみた?
 
  ・流れが分かると「アメリカの都合で日本を再軍備させたい」のを「過去の気骨ある政治家が阻止して来た」のが分かると思うんだけど。
 
  ・日本の武装解除も真逆の再軍備も、アメリカの都合なんだよ。中国・北朝鮮の危機を煽って日本人に自ら憲法を破壊させ、再軍備させたいのはアメリカの都合。
 
  ・どの道日本はアメリカ製の兵器を導入するしか無いので、アメリカの支配下にあり続ける事に変わりは無い。再軍備・軍隊保持は日本の独立等では無く、アメリカの飼い犬が「番犬」になるだけの事。

 「逆コース」というのは、マッカーサーの統治時代に起きた事件で、左翼系のマスコミが盛んに使う言葉です。GHQは当初日本の軍人と保守政治家を公職から追放し、軍国の色彩を日本から消しました。ところが昭和25年に朝鮮戦争が勃発すると、「共産主義」の波及を恐れ「レッドパージ」を始めました。

 軍国主義者を追放したGHQが、今度は共産主義者を追放するという手のひら返しの政策なので、「逆コース」です。ボウフラ君はこのことを言って、「ねこ庭」の「憲法改正」の単純さを批判しています。

  ・どうせ軍を再建しても、アメリカの支配下に置かれることに変わりはない

  ・「ねこ庭」ではアメリカが「憲法改正 ( 軍の再建 ) 」に反対していると言っているが、朝鮮戦争の時日本に再軍備を勧めたのはアメリカだぞ

  ・アメリカの再軍備要請を断ったのは、気骨のある過去の政治家だぞ

 それを分かった上でブログを書いているのかと、ボウフラ君が皮肉を言っています。予定外になっても彼のコメントを紹介したのは、「アメリカのグローバル勢力」の厄介さを証明する丁度良い例になるからです。また、無視できない貴重な指摘もあります。彼は「ねこ庭」のブログを批判して楽しんでいますが、「ねこ庭」は是々非々で評価します。

 今回で終わる予定がダメになりましたが、「アメリカのグローバル勢力」だけでなく、日本の「新しい反日勢力 ( 経団連・財務省  ) 」の説明にも役に立ちます。興味のある方は、ぜひ次回の「ねこ庭」の結論へ足をお運びください。

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