だらだら日記goo編

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カタログ二百円也!

2008-11-09 22:53:49 | インポート
まあのんびりするにはいいかもしれない。
ブルーノムナーリの展覧会で行って酷評した記事を書いた川崎市市民ミュージアム、開館20年というが何もかわっていない。
今回は濱田庄司の展覧会だ、読売新聞が関わっているから、大原美術館とか濱田のいいものを展示するが、相変らず
お客がいない、日曜の午後だというのに展示室には僕とあと二三人、監視員が感じ悪いのも前と同様。
繰り返すが展示はいいのだ。
たとえば濱田はルノアールの言葉で工芸家になることにしたとか、スリップウエアをイギリスから持ち帰って柳と河井寛次郎を結びつけ、民藝運動の役割をしたとか、梅原龍三郎旧蔵の陶器も出ていたが、梅原とは同じ飛行機に乗り合せ、一緒に外国の美術館巡りしたとかなかなかに面白い。
作品で惹かれたのは鮮やかな青色の作品だ。
1955頃から塩柚というドイツの伝統的な技法を益子の土とスペインの塩を使って再現した作品はすばらしい!
展覧会は充実しているのにお客がこないのはいかなることか?
ここは常設展は無料にしたが、やはりお客はいない。
でもってビデオが誰もいないところに延々とながされているのは考えものだ。
驚くべきことに開館20年を記念してか「モンパルナスの大冒険」というこの美術館開館の企画展のカタログが二百円で
販売されている、これはホームページにも書いてあることだ。
それでもお客はこない、美術愛好家にもはや見放されてしまったこのミュージアム、20年前の夢は跡形もなくきえさった。