だらだら日記goo編

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命日

2012-01-17 20:36:37 | インポート
明日母の命日を迎える。
一年、長いようで短いような。
母が死んで大震災が起きた。僕は一人になった気楽さから、これから日本がどうなるかわくわくする等と、主治医の墨岡さんに言ったが、先生はそのうち変わりますとただ言った。
実際、悲しみが襲ってきたのは落ち着いてからだった。
寝るしかない、寝てるとぬいぐるみを抱いたり、ぬいぐるみに話しかけようとしたりする母の姿ばかり思い出されるのだ。
これをグリーフというと知る。
まあ人間避けては通れないプロセスなのだ。
死後の世界は存在する。
これは父の死ぬ少し前だ。
うたた寝していた僕の夢に突然父が現れ、電話があるよ、といい消えたのだ。
勿論何も思わず、起きて母と夕食を食べていた。
すると電話がなった、病院からで父危篤の知らせだった。
僕たちは父の死には間に合わなかったが、父はあの世へ行くことを僕に知らせたかったのだろう。
母の死んだ姿もポカンと口を開けて、魂がまるで抜け出たようだった。
やはり何かあるのだ。我々の科学では解明出来ない世界が。
昔の人の知恵に学ぶべきなのだ。
人が死ぬ、死んだ人の往生を願い、残された人の悲しみを鎮める、宗教の原点はここにあるように思う。
人には悲しむべき時がある。そして悲しむべき時を過ぎたら人は人格的に成長すると心理学は教える。
いろんな思いを胸に、一年経った。


4 コメント

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何かあると思います。 (青梗菜)
2012-01-17 23:54:53
何かあると思います。
あればうれしいです。
死後の世界が存在して、言葉や記憶を持ち越せる。
死ぬまでがんばろうと思えてきます。

何かは、生きている者には語ることができませんから、
死後の世界を説く人も、
降霊術師も霊能者も信じませんけど。

死後裁きにあう、とかではなくて、
死後のために今があるのではなくて、
つまり、生まれてから死ぬまでの間の外側に、
一生の目的を措定する宗教は違うなと。

死ぬまでがんばろう、
一所懸命がんばろう、
僕の取るべき態度です。
死後に持ち込めるなら、いろんなことを持ち込みたい。
たぶん生きている間にしか体験できないことです。

なければないで構いません、一所懸命がんばろう。
自己肯定できれば、生きていることは楽しいです。
思い返せば、否定されるべきは結果ではなく、
一所懸命できなかったことですね。
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今日無事母の墓に参ってきました。 (oki)
2012-01-18 22:37:08
今日無事母の墓に参ってきました。
まあ、語り得ないものには沈黙しなければ、とも言いますけど、誰しも関心ありますよね、死んだらどうなるか。
おっしゃる通り宗教は生きている者、生き残った者のためにあると思います。
311で、宗教の無力実感したと僧侶が語ったと朝日の社説に出ていますが20000もの犠牲者の遺族を支えるのはこれからですね。
グリーフを乗り越えるには、一年二年かかります。
宗教はこれから必要なのにー
まあ死んだらどうなるかは死んでから解ります、プラトンのように肉体は牢獄なんて考えは僕は採りません。
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こんばんは、今日はお母様の命日でいらしたんです... (三島敬子)
2012-01-19 17:36:13
こんばんは、今日はお母様の命日でいらしたんですね。いろんなご報告がおありになったことでしょうが時間がたつにつれ、これが現実なのだと何度つきつけられたことでしょう。たまらない寂しさ
とおもいます。

okiさんがおっしゃれる「美は人を救うのか」永遠のテーマですね。
私はそう信じています。美はよびかけであり、呼びかけに答えていく、そう、救いだと思います。この世の中は美と全く関係ない人もいます。、、、。が無垢の原罪てありますよね。いつでも無垢になれる。美に招かれて、追いかけていかけて、その『内なら心の若さ』が人を再生させてくれるんではないでしょうか。
 ロシアの画家 ニコラ.ド.スタール
「絵画空間とはひとつの壁だ だがそこには
 世界中の鳥という鳥が自由自在に飛んでいる、、、
 奥の奥まで、、、」    大好きな画家です。それではおやすみなさい。

昨夜送信失敗したようなので再度送らせていただきます。「アドレス変更」
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こんばんは、コメントありがとうございます。 (oki)
2012-01-20 21:34:05
こんばんは、コメントありがとうございます。
コメントは承認制にしてますのですぐには反映されません。変なコメントで困った時もありましてー。
母のことは今でも思い出します。しかしああこんなこともあったなと横に置いておける感じに変化しました。
心理学でいうグリーフは過ぎたと考えていいでしょう。
美は救いとはおもうのですが時に滅びに至るのではとも考えます。
芸術とはそんなものではないでしょうか、自殺した狂気に陥った芸術家は沢山います。
けど基本的に美は善であり聖なるものを宿していると考えています。
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