日本のジュエリー百年

予定通り庭園美術館に行く。
ジュエリーの展覧会なのでどんなものかと思ったがなかなかよい。
「宝石」というより「装飾具」の展覧会でいかにも旧朝香宮邸のこの美術館にふさわしい。
僕としては絵画に表れた装身具という点がまず第一に面白かった。
これから絵画を観るときの視点がちょっと変わる予感がする。
次に面白かったのはスケッチ。山形孝次のスケッチ帳などなかなかだ。
カタログもコンパクトでよい。
カタログといえばここの美術館で過去のカタログを販売しているのをはじめて知った。
在庫があれば当然販売するだろうが、受付にも今までそんなことかかれていなかったので、今回リストがあるのをはじめて知った。
しかしおいてあるのはリストで見本ではない。カタログの内容を確かめるには受付に番号言ってそのカタログを倉庫から持ってきてもらわなければいけない。
わざわざもって来てくれたものを返すに忍びないから、小心者の僕は購入してしまった。
この点もっと美術館は考慮してほしい。
あと開催されてだいぶ経つ展覧会のカタログが安くならないというのも考慮してほしい。
同じ都立の写真美術館は相当安くしている。
展覧会を見たら庭園に。
池の方までのんびり歩いていく。梅は咲いてはいるが、まだ満開というほどでもない。
けど目黒のこんな地に自然教育園と合わせてゆっくりできる場所があることがよい。
近所の人だろうか、庭園だけに来る人も多いという。
猫ちゃんが、おそらくここに住み着いているのだろうが、池の方までえっちらほっちら。
人なつっこくていい、公園やこういうところの猫ちゃんは。
帰りがけに「ぐるっとパス」今年の案内をもらう。
損保ジャパンも企画展割引だが、「ぐるっとパス」の仲間に入る。
一方目黒区美術館はこれまで企画展無料だったのが割引になる、つまりは金とるとはどうしたことか。
まあいい。心地よい疲れの中でこのキーボードをたたいている。