駅のプラットフォームに佇む孤独な人々ーだれもが知っている相笠昌義の描く絵だ。
なぜこんな場面を描くのか?
画家はしかしこんなことをいう。
「日常とは百鬼夜行の空恐ろしいものーそれをアートにしたい」と。
または、「一番切実なもの」それが日常だと。
山に感動して山を描く画家はいるが、それなら山を見にいけばいいだけの話でなんら切実ではないと。
そんな画家の多摩美大の定年退官を記念した個展が多摩センターの多摩美術大学美術館で開かれている、まず無料と謂うのがよい。
中学から絵を描き、芸大では小磯良平教室に学んだという。
しかし美術公募展に落選を重ね、描けなくなったという。
そこで取り組んだのがコラージュ、文明嫌悪症だ。
それが評価されまた描く意欲が出てきたというが、当時を振り返って「妄想をつくっていた」と画家はいう。
1970に結婚して色彩を取り戻し、スペインに一年留学し、その成果が安井賞となってこの人の評価を決定づけたという。
日常を描くーその究極の存在として相笠がえがきだすのは由美子夫人だ。
そこにはデフォルメされた都会の駅の人間とはまったく違って愛にあふれている。
例えば展示されている「秋のけはい」など超一流の洋画といえる。
こうみてくるとこの画家には「都会生活は見ると待つだけでなりたつ」と語るが如く、人間への愛情と嫌悪のアンビバレンツが存在しているようだ。
会場にはオペラシティアートギャラリーや町田の版画美術館所属の作品のほか、原爆ドームを描いた作品は、信濃
デッサン館が所属し、窪島誠一郎さんの言葉もあった。
ビデオも上映されておりなかなか楽しい時をすごさせてもらった。
なぜこんな場面を描くのか?
画家はしかしこんなことをいう。
「日常とは百鬼夜行の空恐ろしいものーそれをアートにしたい」と。
または、「一番切実なもの」それが日常だと。
山に感動して山を描く画家はいるが、それなら山を見にいけばいいだけの話でなんら切実ではないと。
そんな画家の多摩美大の定年退官を記念した個展が多摩センターの多摩美術大学美術館で開かれている、まず無料と謂うのがよい。
中学から絵を描き、芸大では小磯良平教室に学んだという。
しかし美術公募展に落選を重ね、描けなくなったという。
そこで取り組んだのがコラージュ、文明嫌悪症だ。
それが評価されまた描く意欲が出てきたというが、当時を振り返って「妄想をつくっていた」と画家はいう。
1970に結婚して色彩を取り戻し、スペインに一年留学し、その成果が安井賞となってこの人の評価を決定づけたという。
日常を描くーその究極の存在として相笠がえがきだすのは由美子夫人だ。
そこにはデフォルメされた都会の駅の人間とはまったく違って愛にあふれている。
例えば展示されている「秋のけはい」など超一流の洋画といえる。
こうみてくるとこの画家には「都会生活は見ると待つだけでなりたつ」と語るが如く、人間への愛情と嫌悪のアンビバレンツが存在しているようだ。
会場にはオペラシティアートギャラリーや町田の版画美術館所属の作品のほか、原爆ドームを描いた作品は、信濃
デッサン館が所属し、窪島誠一郎さんの言葉もあった。
ビデオも上映されておりなかなか楽しい時をすごさせてもらった。
この多摩美美術館の展示と、
武蔵美の美術資料館の展示とが 同時に紹介されていた日がありました。
(多摩のほうがおもしろそうだな・・と思ってしまいました。)
お忘れではないでしょうか。
無料で充実した内容であったようで、よかったですね。
「文明嫌悪症」という言葉が、引っかかりました。
日常、無意識に過ごしている。
その自動化されたなかに狂気が潜む、ということでしょうか。
ブログ続けててよかった!
機械の具合がよくないので、詳しいレスは明日に。
ふたりめが産まれてしまいまして、
いろいろ非日常なことがありますが、元気でやってます、
いろいろあっても、なんでもないような見かけにしてくれる「日常」がありがたいです、
坊主の説教ぽくなりそうなので、このへんで♪、
いや、パソコンが壊れてiPhoneにして、めんどくさいから
ブログやめようかとも思ったのです。
けど、これだけいろいろな方がごらんになっていると思うと続けていこうと思ったのです。
青梗菜さんには、いまちゃんどうしてますか?と書くつもりだったのですが、そうですか、大変なのですね。
これではうたこさんのブログが移動したからリンク修正して!
なんて言ってる場合ではないですね。
滝野さんは相変わらず小説書いているの?
弥一さんも富山へ帰るし、駆出者さんは相変わらず音信不通だし、みんな年をとればバラバラになるのかな。
けど、この画家が、駅や車内を観察して、絵を描くように、人間観察ってほんとに面白いと思う。
この画家は人間を猿の延長線上にとらえるのですが、人間はほんとうに愚かしい、けど、愚かだからこそ愛すべき存在ナノだと思うのです。
>滝野さんは相変わらず小説書いているの?
書いてますよ。来月末締め切りの新人賞用の小説を書き終え、今はちょこちょこ手直ししている段階です。
>この画家は人間を猿の延長線上にとらえるのですが
人類は猿が胎児化したものである、というL・ボルクの胎児化説というのがあります。人間は本能の壊れた猿なのですね。
>青梗菜さん
禍福はあざなえる縄のごとし、といいます。青梗菜さんの明日がいい日でありますように。
タコQでした。
朋あり遠方より来る、かな。
新人賞に応募する意欲がある。凄いなー。
小生も頑張らないと…って、いったい、何をって。
それにしても、相笠昌義って画家、初めて知りました。
独特な世界ですね。
そのうち、特集してみよっと。
なんかみんなで掲示板でわいわい言い合う時代が
懐かしいですね。
弥一さんがこの画家をご存知ないとは意外。
オベラシティアートギャラリーの常設展示でよく見かけました。
明日は世田谷の山口薫いこうかな。
今はミクシィで日記を毎日書いてます。
okiさん、青梗菜さん、この際、ミクシィに入会してはどうでしょう?
私が紹介しますが。
メアドだけ教えてもらえれば招待できますよ。