現在居る中学2年生たちは、ほとんどが中学生になってから学び舎に入ってきた生徒です。
そして何故かみんな、いたって静かです。
普通何人か集まれば中には陽気で少し“うるさ気味”の生徒が居るものです。
が、この学年は今の所みんな自分の殻に閉じこもっていてそのような騒ぐような子は居ません。
「数学」の時間などは、何人かは質問をしてくれますが、何人かはよくわからない問題があっても質問してくれません。
教室はものすごく静かです。
そんな中で、難しい問題にぶち当たっている生徒はとてもいやそうな顔つきをします。
「何でこんなことやら無きゃいけないの?」そう語っています。
みんな“しかめ面”で勉強しています。
“おかさん”はそんな生徒達を見ていると どうしようもないほどイライラしてしまいます。
時には見かねて説明を押し売りしたりしてしまいます。
でも、“おかさん”の説明に関する手ごたえはよくありません。
意思疎通のパイプが詰まっているからです。
ここ何回かそんな状態が続きました。
「何とかしたいな!」と思いました。
また、この子たちが中学3年生になったときのことを想像してみました。
身の毛がよだちました。
かなりの時間をともにすごし、ともに同じ目的に向かって戦はなければならないのに、円滑なコミュニケーションが無い・・・・。
絶対にうまく行くはずがありません。
それに、とっても“つまらない”ことになってしまいそうです。
そんな一年はいやです。
そんな危機感からここ1ヶ月くらい、授業の最後の方で「地図パズル」をやったり「歴史カルタ取り」などをして場を和まそうと努力してきました。
昨日もそうしようと思いました。
でも止めました。
何回かやってみましたがあまり効果が無いことがわかったからです。
それならいっそのこと、一緒に丸々遊びをして、お互いの人間性をぶつけ合ってしまおう。
と考えました。
そこで、一番単純で面白いトランプの「ダウト」(順番にA(1)、2、3、・・・・、J、Q、K、A、2、3・・・・と札を出していくだけのGameです。)をやりました。
自分の番になったときに出さなければいけない数字の札が無い時には「ウソ」をつくしかないというGameです。
思う壺でした、このGameをしたら、何時もしかめっ面をしている男子が笑顔を取り戻してくれました。
一人の女の子も笑顔で話し始めました。
しかし、もう一人居た女の子は、いつもどおり気持ちを全く表情に表さずじまいでした・・・・。
とにかく、来年の中3を見据え、時間はかかるかもしれないけれど、本音で付き合える関係を築いていこうと思います。
昨日に引き続き、今日も生徒からリクエストがありやってしまいました。
(昨日は2年生の自習日、今日は2年生の英語学習日でした。)