9月の総合防災訓練と12月の地域防災訓練は、いつ起こるかわからないが、必ず起こる大規模地震に備えるための準備・・・。
とはいえ、この大規模地震が来るかもしれないと言われたのが数十年前、当時発表された東海大地震に驚き、さっそく静岡県は、それ以後防災資機材の備えや地域防災組織の確立、充実などを進めてきた。
その甲斐あって、静岡県は全国の中でも地震津波対策の先進地になっている。
ただ・・・、人の心は瞬間湯沸かし器・・、東海大地震発表当時は警告に対し、全員の力を結集して防災対策の備えに汗を流した。
ところが、毎年毎年同じ訓練を数十年やっていると、やはり災害の緊迫を想定しての訓練には程遠い、地区防災組織も、個々の住民も、失礼ながら防災訓練にはお付き合い(!?)程度の参加となっているのが実情である・・・。
ただ、私としては、これはこれで仕方がない、災害というものは日ごろの対策とは想定外の被害となる場合が多い。
そんな不測の事態までも想定しての訓練などは年2回ではとても対応できない・・・。
だから、結局今の毎年繰り返される子どもから老人を交えてのありきたりの防災訓練が、結局世代を越えた防災意識のつながりになり、大事にしなければならない。
12月の初旬の西風が吹く冷たい中、防災訓練を9時の発災から12時まで午前中数時間をかけ地域住民に訓練を強要することが、はたして災害対策になるのか、否、今の訓練内容なら効果は期待できない・・・。
ただ、この日に家庭で日ごろしておくこと、地域で準備しておくこと、地区本部、市の役割を明確にしておくだけで、十分な備えとなる・・・。
いわゆる自助、共助、公助の役割を、しっかり市民は理解し、日ごろから備え、受け身ではなく自主的に実践していくことが、防災訓練の実質的な効果であり、肝要と思うが・・・。
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