さっそくお二人からコメントいただき。
まずはしがない印刷屋審判員から。
「温故氏 お疲れ様でした。
最近の温故氏は動きにキレがあり素晴らしいと思いますよ。
三校定期戦の時もネット裏の審判員のみんながみんな誉めていました!!!
いったい最近の温故氏に何があったのか・・・
選手権の審判員を引退してからキレが出てくるところが温故氏らしいところか。
靜岡のSAKAI氏が派遣に見えられましたが、その試合が荒れたものになってしましました。(SAKAI氏は3塁塁審)
掛川と御殿場の事実上の決勝戦と目されたこの試合。
初回から動きがあった。
御殿場の攻撃2死でランナー二人を置いての4球目、やや高目の投球を打者がスイングしたところで守備側の選手が喜び勇んでベンチに引き上げる。
それを見た御殿場ベンチは『走れ走れ!』と走者を進めさせた。
1試合目の球審を終えネット裏で食事をとっていた私は何が起こったのかとグランドを注視。
結局3球目の時点で2ボール1ストライクか1ボール2ストライクかのどちらだったのかでもめているようだ。
球審の判定は4球目がストライクで2ボール2ストライクとなり今の得点は認められる。
本部席のスコアーブックの記録は三振でチェンジと記されていた。
掛川ベンチからは執拗な抗議が来るが、球審は4氏審判を集め最終確認をし得点を認める旨掛川ベンチに伝え試合を進めた。
その後1点を加えた御殿場が初回にして3対0と圧倒的有利な状況を作った。
もう引き返せない後味の悪い状況の中、掛川の応援に来ていた掛川連盟のお偉いさん達が本部席に対して『こんな審判や、カウント表示をしていた使役の方たちではまともな試合は出来ない』などとクレームを付けてきた。
正直その時点では何が正しいのか分からなかった私は、共同写真?さんがビデオを撮っているのを見つけ試合が終わった後で見せて欲しいと依頼。
このビデオによって勝敗が覆るようなら見せられないとの事だったが、『私は審判員でどちらに偏ることなく、ただ真実が知りたいだけです。』
『それにもう判定は覆りません』と説明をして了解を得た。
試合後ビデオを見ると審判員の判定が正しく掛川の勘違いと分かった!
その場面を落ち着いて淡々と処理していた4氏審判員。
しっかりと状況を把握していなかったネット裏の本部席が慌てていてなんの補助もして上げられなかった事が情けない・・・。
SAKAIさん申し訳ありませんでした!」
しがない印刷屋審判員にしては、直接の責任者ではないが、会場責任支部であり榛南支部審判部の責任者として、その場の場面で適切に対処できなかったことが、自分自身として納得がいかなかったのだろう。
時に大好きな弁当を食べていて気が緩み(!?)試合に集中していなかった矢先の出来事。
そういう反省は大いにすべき。
それにしても4氏審判員の冷静かつ適切な判断が功を奏した。
特に、SAKAI氏は、経験豊かな百戦錬磨の静岡支部の珍重。
きっとどっしりと構え、ちょっとのことでは動じなかっただろう。
その辺りの対応が審判として必要。
とかくアピールにそわそわして、正確な判断が鈍る時がある・・・。
ところで、最近の私の動きをほめていただきありがとうございます。
老虎は一線を終えてさらに進化・・・!?
大器晩成型と人生占いには出ております。(^ ^!)Y
私の審判道の円熟の境地は、これからか!?
次は川根SSK氏からコメントいただき。
「温故さん、しがないさん全日本学童静岡県大会の審判お疲れ様でした。
私も昨日、F枝市民Gにて球審と二塁の二試合、参加させていただきました。
毎年この大会での子供たちの、ひたむきなプレーはいつも心を熱くしてくれます。
ところで、しがないさんのコメントにあった事柄とは違うのですがわたしにも昨日のゲームで、トラブルに繋がりかねない事がありましたのでコメントをいれさせていただきます。
球審を務めた試合で、走者1塁、打者がバッターボックスに入り打撃姿勢を取ろうとしているタイミングで、投手が投球関連動作を起こしたのでわたしは、いつものように軽く右手をじゃんけんのパーのように開いて投手に待ちなさいという意味で手のひらを投手に向け促しました。
しかしその瞬間、一塁に牽制球を投げたのです。
試合終了後、ネット裏で試合を監視していたK籐規則委員に、「1塁牽制球を投げたとき、投手に右手を出していたのは、なんだったんだ。」
そう質問され、前述したとおりの理由を返答したところ、「では、あの牽制球が悪送球になって走者が進塁する機会ができたら、お前の右手を上げたジェスャーは一体何?という事になる、ああいう場面では中途半端な事をしないで、はっきりとタイムを掛けるのが適切なんだよ」そう指導をいただきました。
しがないさんがコメントしてくれたケースでも、カウント表示が狂っていたら即座に訂正させていたらトラブルにはならなかったと思います。
たまたま、わたしの場合はトラブルにはならなかったのですが、もしK籐規則委員が言うとおり、牽制球が悪送球になって走者が進塁して守備側から、「球審タイムを掛けていましたよね」と抗議がきたらと想像すると背筋がゾッとしました。
トラブルの芽を事前に摘んでいるつもりが何の根拠もないジェスチャーで自己満足していた今までの自分に気づかされました。」
貴重な体験談をいただき、ありがとうございます。
このケースはよくあります。
ただし、中学、高校、社会人では、何の問題もない待てのサイン。
でもそれは学童では通用しない。
おそらく子どもたちはプレーにのめりこみ、審判の動きなど眼中にない。
だから、はっきりとしたジェスチャーが必要。
ただ、中学以上の場合も、タイミングが悪ければ、審判のちょっとした動作は目に入らないかもしれない。
そうなると、やはりK藤規則委員のご指摘通り、はっきりしたジェスチャーをすべきだろう。
先般ブログでのボークの判定と言い、今回のカウント勘違いや中途半端なジェスチャーなど、あいまいな状態が結構トラブルの元となるような気がする。
自分の判断基準で即ボークを告げる、カウントは特にファウルの後はしっかりとカウントを示す、バッターとピッチャーの呼吸が合わなかった場合は、しっかりとタイムでプレーを止める。
アウトセーフ、ボールストライクの判定は誰でもできるが、とどのつまり、こんなところがきっちりとできる審判がいい審判なのかもしれない。
それは例えば、YAGI榛南支部審判長であり、マシンNORI金氏であり、TOMI岡氏などの指導者であろう。(いつもながら中部地区の狭い範囲。m(_ _!)m)
お~っと忘れてはならないしがない印刷屋もか!?
そんな僕は一旦大阪に帰り、金曜日にまた戻ってきて今週は水産-中央の定期戦の審判です。