今日は、当地区で都市対抗軟式野球の県大会、しかも、激戦ブロックを受け持つということで、試合内容も、案の定緊迫した試合が・・・。
天候は、まだまだスポーツ日和というよりは、残暑厳しい季節柄、というところ。審判も、地元チームからの使役も暑い中、一日を棒に振り・・・というところだが、試合内容が大変すばらしく、関係者全員、最終第3試合の最後の最後まで、息を呑む展開で、さすが県下トップレベルの試合を目の当たりにして、一日が短かったのでは、と感じる。
大井川の河川敷のグラウンドで行われた当地区担当の組み合わせは、どの試合も、各軟式野球のトップレベルの県大会決勝を再現するほどの組み合わせ。
案の定、すべての試合は、手に汗握る試合ばかり。
第1試合は、静岡ガスとリコー御殿場。静岡ガスは、昨日、昨年の決勝組み合わせのホンダ浜松との試合を勝ち、勢いに乗り今日へ勝ち進んだ、優勝候補筆頭チーム。
しかし、初回いきなり先頭打者ホームランを浴び、中盤まで点が取れず、怪しい雲行きだった。
しかし、実力に勝る静岡ガスは、中盤に4点を一挙上げ、そのままゲームセット。
ワンチャンスにつけ込み勢いを持ってゆく、静岡ガスの試合の巧者を見たように思う。
第2試合は、地元旭テクノグラスと浜北支部の朝日電装。この組み合わせも好カード。試合は、朝日電装が旭テクノグラスのミスと完璧な本塁打による2点をとり、3人の予定された投手の継投策で完封勝利。1試合目の覇者、静岡ガスと第3試合へ。
私は第2試合の3塁審判を行い、第3試合は、割り振りがなく、裏方で動いていたのだが、第3試合の静岡ガスと朝日電装の試合は、最後の最後まで目が離せないものであった。
軟式野球連盟の東審判長をはじめとする役員も、最後まで試合に釘付けになっていて、ゲームセットまで帰らなかったことも、不思議でないほどの試合であった。
5対1とほぼ勝利を手に取ろうとしていた静岡ガスであったが、投手の疲れが最期に来て、9回表最後の守備で、5対4、2アウト、満塁、カウント2ストライク3ボールの場面まできてしまった。
投手は、このような状況でも、最後の一球を投げなければならない。
ここで投げたボールがフォアボールなら、押し出しで1点が加わり、同点延長というケースであった。
こんな強烈なプレッシャーを背中にしょって、最後の一球を投げなければならない状況となった場合、私なら、投手板上でボールを落とすか、または投げた球がキャッチャーの頭上はるかに越えたところへの投球となるかである。
しかし、ピッチャーマウンドの畑山投手は、最後まで集中力が途切れず、最後の一球を外角低めの最高の球を投げゲームセット。さすが、県下屈指の軟式野球チームを支える投手陣の一角を占める投手。
どんなな状況でも、つねに冷静に行動し、最後の投球を最高の球が投げられるだけの度胸と、技量を兼ね備え、このような鍛えられ好選手を有するチームが最後に勝利するであろうと感心した。
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