温故知新No2

静岡県の牧之原市から、盆栽、野球審判、蕎麦打ち、おやじバンド、その他徒然なるままに、ブログしています。

2011静岡県高校野球選手権大会開会No19

2011-07-27 20:57:10 | 野球審判活動

延長10回裏、サヨナラとなる3塁ランナーのタッチアップ確認は、3塁審判員の私がレフトへゴーアウトの状況なので、もちろん球審HIRAI氏の責任範囲。
私は、最後のコールを球審にまかせ、後は整列とばかり、どんどんホームベースに向かって走ってきていた。
しかしこれがあとの反省会での指摘事項に・・・。
やれやれ、最後の最後まで、完璧に、満足に審判を終えることはなかなか難しい、生涯修行だらけの審判道だな・・・。

 アピールに対してHIRAI氏は余裕を持ってセーフのジャッジ。
このあとようやく両チーム整列しゲームセット。
2時間35分の熱戦が終了。

審判控室に入ってからは、汗をぬぐい身体のほてりを静めてから、クルー4氏とYAMA崎審判幹事、MOCHIDUKI球場主任との反省会。

球審から順番に、1塁、2塁審判員の申告の後最後私からの申告は、
序盤、3塁へのライナーがショートバウンドで3塁手のグラブへ。ちょうど私の少し前での捕球。捕球の状態がしっかりと見えたのでノーキャッチのコールをしたが、実は同時に球審HIRAI氏もノーキャッチのコール。
試合前せっかくHIRAI氏は、ベース付近での野手のキャッチングのジャッジは、オープングラブポリシーは原則だが、野手が前に動いて処理した時には球審、野手が後ろに下がりながらの補球は各塁審としっかり指示してくれていた。
それにもかかわらず、大事に至らなかったが、これは私が試合前の打合せどおりに対応しなかったミス。
次の申告は、3塁線ベースをよぎる鋭い打球のジャッジ。
塁審をやれば、この場面でいかに軽やかに正確にジャッジするかの真価が問われる(!?)場面。
自分めがけてくる打球を、まずベースのどこをよぎったかをしっかり見て、そして次の瞬間打球をかわしジャッジする。
このジャッジ自体は、自分なりに満足できるものであった。

しかし、そのあとの動きが問題であった。
私の悪い癖は、そのまま打球方向へ数歩動いてしまうことである。つまり打球が転がるレフト側へ数歩動き出してしまった。
これを見た球審HIRAI氏は(おそらく)あわて、3塁ベースへカバーに来てくれた。
カバーの帰りがけ、HIRAI氏は追わなくてもいい、との一言。ご心配をおかけした。
そして最後の指摘を受ける事項、これは、球審HIRAI氏からの申告で、最後のアピールの場面での対応が話題に。
もうすでに両チームがホームベース前に整列しようとしている中で、アピールが求められた。
そのとき私は、整列のためにホームまで戻ってきていた。
しかし、ここは、最後アピールプレーが残っているし、また、当然に東海大翔洋はアピールしてくる場面。
これを想定して、アピールするまで、あるいは、アピールをしないとわかるまで3塁に留まっておくべきであった。
夏の大会最後の試合が、感動的な終わり方で、少し感慨にふけっていたとはいえ、最後まで冷静に審判に徹していなかったことに、まだまだ未熟さを感じる。

ここぞという時、冷静に状況を判断し、適切なジャッジをするのが、名審判であり、おそらくマシンN金、HIRAI氏、藤枝T岡氏、清水YAMA崎氏、Y木榛南支部審判長など(中部地区しか知らないので・・・。)であろう。

私はそこまでの冷静さ(!?)は持ち合わせていない、だから3回戦どまりだったのであろう。

また、しがない印刷屋審判員も、今だ4回戦ボーイ。

しがない印刷屋が、これ以上の審判をするためには、邪念を捨て(!?)自分をジャッジに没頭させる必要がある。

いや、その前に体型的に4回戦止まりか!?m(_ _)m 

この夏の大会で、いろんなゲームの場面に遭遇した。そして、自分なりに何とか満足のいくジャッジができた。

また、いろんな審判員とあらためてクルーを組ませていただき、いろいろ助けていただきながら、何とか無事に夏の大会審判を終えることができた。

ひとえに、一緒になったクルー、各幹事、球場主任の皆さまのお陰。感謝である。

 来年のこの時期は、少しさみしくなるかもしれないが、機会があれば、今度は球場スタンドから、各審判委員の動きをじっくり拝見させていただきたいと思う。

ただし、その時は、な~にをやっているんだあの若い審判員は、あっあのMOCHI月君だ、TONO岡君だとか、あのキレのあるジャッジをしている審判委員は誰だ、え~~しがない印刷屋!。やせたなぁ、などなど、回りを相手にくどくどと審判批評をしているかもしれない。

最後に、昨年は、足の肉離れ、筋の張りを気にしないで大会ジャッジを終えることができた。

そうならないよう、一応今年に入ってからの自己流のトレーニングが功を奏したようだ。

何事も備えあれば憂いなし。

トレーニングのその時は、なんでここまでやらなければならないか、たかが(!?)審判ではないかと、自問自答していたが、やはり、苦労は、大会の本番で満足のジャッジにつながった。

これが、足を気にしながら、痛めながらのジャッジでは、何かのトラブルにつながったであろう。

ましてや、3回の延長戦は、どこかしら、ダメージが大会後も残ったかもしれない。

選手権大会審判委員とはいっても、普段は勤労者。

その合間を縫って、心身ともに大会に備え鍛錬に励んできた。

すべて、高校球児の迷惑にならないため、彼らの最高の場を裏方で支えるため・・・。

終わり。

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