北海道で、想定の2000m地下の熱源を探し当てるために掘削したところ、なんと200mで、想定外の事故・・・。
無害であってほしい噴出する蒸気だったが、なんと高濃度のヒ素が含まれているという。
そして、噴出を抑える手立てが今のところなく、有害物質が放出の状態だという・・・。
掘削した会社は、想定外の事態、しかも手のほどこしようがない状況と言う・・・。
正に、今静岡県が抱えるリニア建設問題での、南アルプス国立公園の大自然真下にトンネル掘削での懸念される事態が遠い北海道で起こった。
北海道では噴出はヒ素だが、リニア工事では、破水帯からの水流出・・・。
北海道では、事前調査で安全を確認した後の工事開始と思われるが、結果、掘って間もない深さでの想定外の事故となった、結局地下に穴を掘るということは、何が起こるかわからないということを如実に示している・・・。
今、事業者側のコメントは、事実関係は不明、補償問題では今のところ何も言えない、の繰り返し。
こんなことをわざわざ伝えるための住民説明会を開くほどの価値はない・・・。
さあ、JR東海どうする・・・!?
北海道で正にお手本となった、今起きている地盤掘削後の有害物質の噴出を、他山の石と思うことができるのか・・・!?
今、静岡県知事が発する、リニア工事に関する意見はごり押しと全国から非難されているようだが、知事から言わせると、JR側の対応の遅れが不信感を抱かせることとなり、それはもちろん水が減少する大井川流域の住民の不安でもある。
だから、南アルプス直下の工事に取り掛かる前に、想定外のことが起こってはならないための十分な調査、議論が必要であり、JR東海は、県、地元への丁寧な対応が必要なのだが・・・。
本来は、工事開始の前に地質調査を含めたボーリング調査をし、その結果によるルート決め、工事施工などの計画を示して地元に理解を得ることをすべきであった。
しかし今は、工事を進めながらのボーリング調査を行おうとしている・・・、本末転倒である、その結果が北海道の顛末と同じ結果になることは、容易に想像できる・・・。
影響を受ける大井川流域の住民にとって、想定外は許されない。
だからこそ、北海道の今回の事案を参考に、南アルプスの脇腹を貫通することで想定されるリスクをさらに深めた調査研究により、地元に分かりやすい説明で納得させるべきだ。
そして、万一の事故、大井川枯渇が起こった場合、JR東海はどう責任を持つのか、補償はどのようなことを想定して住民に示すのか、今は工事ありきで全くJR東海側の考えが見えない・・・。
北海道のヒ素飛散事故を他山の石とし、今一度JR東海はリニア建設に関し、最初のルート決めからの検証をし、県、住民に万全の工事が完工できるという確証を示し、建設への理解を求める姿勢を見せるべきだ・・・。
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