今の時期、全国的には紅葉を求め人波が観光地に押し寄せている。
とりわけもみじは色鮮やかでその形も人気があり、人の心を癒してくれる・・・。
そんなもみじを盆栽に持つが、私の牧之原市では寒暖差も全国から比べればあまりない温暖な気候ゆえ、もみじの紅葉を楽しむことはできない・・・。
私のもみじの盆栽は数点あるが、今どれも葉は青々としている。
これがこれからの寒さで紅葉になるかと言えば、赤を通り越し葉枯れの状態になるのが私のもみじ・・・。
だから、今の時期もみじの管理は、葉刈りと剪定。
葉刈りは、剪定する枝ぶりを見るための邪魔な葉を取り除くこと。
ではなぜまだ葉が青々としている今の時期剪定をするのかと言えば、もみじやかえでは、これから冬にかけ翌年の発芽のための養分を体内に溜める。
そんな養分を溜めた真冬に剪定すれば、切った枝先からその養分が垂れ、樹勢に大きな影響を与えることになる。
ちなみにその養分は、カナダで有名ないわゆるメイプルシロップと原理は同じもの。
だから、もみじは寒くなる前に樹形を整える剪定をするとともに、その前に全体の樹形を見えるようにするための葉刈りが必要となる。
昨日その葉刈りと剪定をもみじの寄せ植えで行った。
【写真↓:あまり手をかけていないもみじ寄せ植え。今から葉を刈り、来春の葉が成長した時の寄せ植え全体のバランスを考えながらの剪定をする。】
【写真↓:もみじは、一つの芽から2つの葉が生える】
【写真↓:ちょうど2つの葉を持ちながらはさみを入れる】
【写真↓:青々と元気のいい葉だが、残念ながら剪定】
【写真↓:枝からの余分な芽生えは、指で取り除く】
【写真↓:根の処理も大事、土表をはう細根は取り除く。】
【写真↓:1時間の寄せ植えもみじ葉刈り&剪定作業後の姿・・・】