温故知新No2

静岡県の牧之原市から、盆栽、野球審判、蕎麦打ち、おやじバンド、その他徒然なるままに、ブログしています。

2021 自然災害と人的災害

2021-07-05 06:51:04 | 気になるニュース
この東海地方の梅雨入りはだいぶ早かった。
これで普段以上に長雨と蒸し暑さの連続を覚悟していたが、なんとなくいい意味で当てが外れた。

梅雨らしくない雨の量と何とか耐えられる蒸し暑さ。
ところが、こんな過ごしやすい梅雨の時期と思っていたら、何と静岡県の東部で台風ではない、単に活発化した前線が、長雨、大雨をもたらした。

そんな時、被害にあうのは、普段から危険だと防災情報が地元で周知されているところ。
ただ、一昨日の熱海市での土砂濁流は、だれも想像できない、予期できない大規模な自然災害・・・。

しかし、被害を大きくした土石流発生のおおもとが、人工的に手を加えてできた造成地、もともと地面がなかった例えば斜面に土を盛り上げ(これを盛土という)、平らにしてきたところからの大量の土砂だったようだ。

この地面をどう使おうとしていたか、開発企業の意図はわからないが、少なくとも、今まで谷底であった空間に、ここぞとばかりに土を積み、時間をかけて、なんとなく一般の地面と同じ姿にこしらえた。

ところが、所詮造成地は人工的に作った土地、自然が何千年、何万年とかけて作り上げた大地とは構造も強度も全然違う。
今回の土石流の原因の発端は、これからの原因調査で明らかにされるだろうが、ここまでの被害にしたのは、明らかに無理な土地開発をしたため。

そんな開発行為をよく知らなかった昔からの地元の方々が自然の猛威をまともに受け、被害にあわれた。
こうなると、その開発行為を許可した市と県の責任までも問われる事態に発展しそうだ・・・。

さあ今日も仕事、頑張っていきましょう!


コメント
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