温故知新No2

静岡県の牧之原市から、盆栽、野球審判、蕎麦打ち、おやじバンド、その他徒然なるままに、ブログしています。

2019 痛恨の強風

2019-03-20 06:49:45 | 盆栽教室
1週間前、強風が吹き荒れた一夜があった。
でも、日ごろ倒れそうな樹高がある盆栽は、しっかりと土台にひもを結んで、倒れないようにしていた。

ところが・・・、私が所有する盆栽で一番樹高がある黒松文人が、翌朝倒れていた。
ただ、いままでも、盆栽が風に倒れるとか、棚から落ちるとかあったが、大抵下の芝生や植栽に助けられて本体や鉢は無傷で難を逃れていた。

ところが、今回は、倒れた下がちょうど石。
そこに、なんと黒松本体ではなく、鉢がぶち当たり、真っ二つ。

しかも痛恨は、黒松本体とともに盆栽教室講師から譲り受けた常滑山秋の松泉焼。
この破損がなんと悔やまれる。

とはいえ、鉢が割れた盆栽は早く措置しなければならないので、ちょうど植え替え時期が重なり植え替え作業。

ただ、植え替える鉢がない。
普段鉢はこまめにヤフオクなどでそろえているつもりだが、この樹高70センチに見合った30数センチとなる丸く浅い鉢はさすがに用意していなかった。

急きょ、盆栽教室の先生のところに伺ったが、先生はちょうど不在、次に思いついた、吉田町の吉永種苗店のオヤジさんのところへ。

吉永種苗店は、表向き(!?)は生花や各種苗などの花屋さんだが、実は裏には、各種盆栽の素材、山野草などが並び、御年90数歳のオヤジさんが今でも切り盛りしている。

そんなオヤジさんを思いだし、種苗店へ行ったら、何とか寸法がちょうどいい竜岳の手びねりがあったので購入。

さっそく早めの植え替えをした。


【写真↓:倒れる前の文人黒松】



【写真↓:倒れて欠けた山秋の鉢】


【写真↓:見事真っ二つにひびが入っている。】


【写真↓:何とか見つけた手びねりの鉢】


【写真↓:この文人黒松は古い分、幾重にも重なるうろこ状の表皮となっていて、そこを触っての作業は、うろこが取れ、盆栽の価値がなくなるので、細心の注意が必要。私はいつもながら、作業所のクレーンを使い、持ちあげる。】


【写真↓:やはり植え替え時期、強い根が鉢の内側を這いまわっている。】


【写真↓:根回りの処理が完了】


【写真↓:鉢の正面と黒松の正面を合わせ、また黒松の傾きを見ながら固定。これで何とか一安心。】
コメント
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