温故知新No2

静岡県の牧之原市から、盆栽、野球審判、蕎麦打ち、おやじバンド、その他徒然なるままに、ブログしています。

2014静岡県中学選抜軟式野球大会No4

2014-02-24 22:06:49 | 野球審判活動

しがない印刷屋審判員からコメント。
「私は今年に入って七回目のお葬式で連盟の総会にもでれませんでした。
そんな中でやはり出てしまったトラブル・・・・。
ユウタ君の言う通りSBS選抜は独特の雰囲気を持ちます。
温故氏甘く見てしまったんでしょうね!
トラブルの内容は是非教えて下さい。
今週は焼津球場での割当てを頂いておりますので参考にしたいと思います。」

甘く見る!?
私はそんななめた真似はできない性分。
ユウタ氏まではいかないが、球場に入ったら一途。
SBS選抜の雰囲気などかえって心地よく感じていた(これが甘いのか?)。
そんな中でのほんの軽い出来事。
そ~期待するほどのものではないと、私的には思っているのだが、実は、今日YAGI審判長から携帯が入る。
いつもの割り当てかと思ったが、そういえば、事前に土日の都合を知らせてあるし、ここしばらくは、審判ができないことは知っているはず、もしかして・・・。
YAGI審判長の第一声は、「昨日の試合お疲れ様でした、ところでなにかあった・・・!!??」
おいおい、このブログで公表する前に、すでに役員連中には、情報が行き渡っているのか・・・?
しかも、私に聞くことまでもなく、YAGI審判長は、全軟技術委員のK藤氏にまでルール適用の解釈をすでに伺っての携帯。
まあそれはそれで、大会運営の役員が、各球場のその日の出来事の情報を共有することは、次の試合のために重要な仕事。
大会でのトラブル防止のためには、些細(!?)なことも話題に挙げて、次には起こらないように、確認しあう。
それにしても、私は今回のケースは、そんなに大したことではないと思っているが・・・。
昨日の対戦中起きたケースは、ノーアウトランナー1、2塁の1点先行されていたチームの反撃場面。
ここで、次のバッターは手堅くバント。
ところが、打球は本塁、1塁の中間あたりのフライ。
これを猛ダッシュで突進してきたファーストがキャッチと思ったら、なんとグラブの先端に一度おさまったボールがこぼれエラー。
しかし、ファーストは落ちたボールを3塁へ、そして3塁から2塁へ転送される。
もちろん1、2塁ランナーは、バントフライなので進塁をためらっていたので、次塁へ進むのが遅れ、ゲッツー。
挙句の果て、バントした打者が当然に取られたと思い、1塁に達した後ベンチに帰ろうとしたが、瞬間気が付いて1塁へヘッドスライディング。
2塁から送られてきたボールを取った1塁手がベースにタッチしたが、間一髪セーフ。
あわよくばトリプルアウトとなるケースであった。
こんなケースで、まず私球審は、バントフライが上がったがバントフライはインフィールドフライの適用を受けないので、そのまま流す。
そのフライが、ファーストのミットに入った瞬間、おもわず右手が少し上がったが、次にはグラブからボールがはじき出されるのを見ていたので、冷静に両手を広げノーキャッチのコール。
後は、ファーストからの3塁送球、3塁手からの2塁送球と確認し、3塁、2塁審判がタイミングよくアウトのコール。
バッターランナー1塁へヘッドスライディングも、1塁審判がしっかり見ていて、大きな声でセーフのコール。
まあ状況とすれば、こんなところ。
こんなケースであったが、特に両ベンチから何を言われたでもなく、スタンドからもざわついたところもなく、ゲームが進行した。
むしろ私にとっては、基本中の基本、ランナー1塁のケースで、まさに講習会どおりのライト前ヒットのケースを、球審の私がバッターランナーの1塁触塁を見るべきところを、何も動かず遠くのほうから確認したことのほうが、よっぽど課題。
その他3塁ランナーがもうすでにボールをもって構えているキャッチャーめがけて突進したケースを、タイミングでアウトにしたが、よくよく考えれば、万一キャッチャーがボールを落としたら、とこんな些細なケースぐらいで終了。
試合展開は、先ほどのノーアウト1、2塁のケースを得点できず1点リードされていた後攻チームの
最終回裏攻撃で、ランナー1、3塁でタイムリーヒット、普通なら1点で延長のところを、守備側の送球ミスで、1塁ランナーまでもそのまま得点で7回裏逆転サヨナラの劇的ケース。
緊迫した試合を無事(!?)終え、ひと
仕事した満足感を味わいながら島田球場のグランドを後に、おそらく待ち構えているOZUMA県連審判部長に一応の終了報告をしようといざ審判控室に入ったら、川根支部MATU田氏とともに、待っていましたとばかりに私の顔を見る。
おっと、これはまさか私に対して、何かご忠告を与える臨戦態勢!。
もう瞬間に肌に感じた。
でも、何か間違ったジャッジをしたっけかと私は一瞬うろたえる・・・

OZUMA審判部長から、ランナー1塁でのライト前ヒットの球審の動きをまずはご指摘いただいた。
私も承知していたので、素直にありがたいご指摘と、受け止めた。
でも、その場の雰囲気は、ど~もそんな簡単なことではなさそうだと、感じていた。
そしてつぎのOZUMA審判部長のお言葉は、ノーアウトランナー1、2塁のケースでのバントフライのファーストエラーについての話になった。
その審判部長から、あのケースは故意落球ではなかったのかとのご指摘。
まさか予想もしなかったルール適用である。
つづく・・・。

コメント
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