温故知新No2

静岡県の牧之原市から、盆栽、野球審判、蕎麦打ち、おやじバンド、その他徒然なるままに、ブログしています。

2012鯛の三枚おろし

2012-05-17 06:58:25 | 日記・エッセイ・コラム

ゴールデンウィークはいろいろあったが、その中で鯛の三枚卸しの体験をした。

料理は好きだが、さすがに鮮魚の卸しは初めて。

その時ブログに載せるようしたためていたが、ついとその後のいろんな事情で、報告する機会を失った。

ここでようやく、その体験談を報告します・・・。

「連休中旅行先の娘からクール宅急便が届いた。

これはさぞや新鮮な海の幸、山の幸を土産に先に送ってきたのかと期待し、封をあけた。

そしたら、なんと、30センチほどの真鯛が氷に包まれて入っていた。

ほぼボー然としていると、早速娘から携帯が入る。

鯛を送ったから食べられるように下ろしておいて・・・。

どうやら淡島マリンパークの海水魚の釣堀で釣ったものらしい。

しかも、釣った魚は買い取り制で、ちなみにこの鯛は2,000円であったようだ。しかも送料がそれにかかる。

あのね~ェ料理はよくするが、鯛の三枚おろしはやったことが無い。

そうは言っても、目の前の鯛は、鮮度が命(!?)。見ている間に鮮度が落ちていく・・・。

しかも実質数千円もする高級魚(!?)

もうこうなれば、一か八かの大勝負。

しかし、いざとなると道具が無い。

日ごろの料理は文化包丁か柳刃包丁。

出刃包丁などは使わない。

ただどこかにはあったと探す。

でてきたのは流し台の奥から。

刃は切れそうであるが錆びている。

錆び取りから行わなければならない。

また、ウロコ取り器がない。これは結構致命傷ではないか・・・。

娘はきっとそのまま包丁で切れると思っているかもしれない。

しかし、鯵や鯖ではない、ガチガチの鱗で覆われた鯛。

専用の鱗取り器が必要ではある。しかし仕方が無いので、包丁の背の部分でやってみることに。

【写真↓:昨日釣った鯛は、目も綺麗で身に張りがあり、それなりに鮮度を保っていた】

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【写真↓:鱗取り。包丁の背を使う。結構うまく取れる。ただし、腹ビレの付け根や頭の部分は、細かい鱗が取れにくい。ちなみに調理している場所は、台所ではなく軒下の流し台。】

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【写真↓:いよいよ包丁を入れる。まずは頭の切り落とし。胸ビレと腹ビレを含め切り落とすよう、角度を決める。】

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【写真↓:裏も同じ角度で】

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【写真↓:内臓を頭の部分から切り離さないようにすると、頭と一緒に内臓が胴体から取ることができる。】

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【写真↓:刃の角度を気をつけながら、包丁を入れる。刃先が本体の骨に当たりながら切っていくのだが、そこがなかなか素人はうまくいかない。】P1060768

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【写真↓:それでも少しずつゆっくりと刃を入れ、半身を切り落とす。】

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【写真↓:まずは半身】

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【写真↓:次に残りの半身を切ろうとしたが、ここで少し悩む。刃をどう入れていいのか分からない。先ほどは、頭のほうから刃を入れ、始めから体幹の骨を感じながら切ることができた。しかし、今度は、刃の向きは尾ひれのほうから入れなければならず、骨の感触を包丁でうまく感じ取れない。】

P1060775

【写真↓:裏面はとにかく少しずつ切るが、これが結構うまくいく。】

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【写真↓:何とか終了。自分としては、合格点。おそらく、この苦労も知らないで、娘は帰ってくるなり刺身に、煮物にしてただ食べて釣った自慢話をするであろう。】

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P1060779

結局鯛は煮つけで食べました・・・。」

コメント
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