連休中久しぶりにオーディオ機器を触る。
実は今オーディオ機器は娘の部屋に入っている。
だから普段娘がいる時はめったに入れない。
だがこの連休中娘が泊りがけの旅行。
この絶好の機会を逃すわけはない(!?)
ということで、娘の部屋に忍び込んで(!?)日ごろ触っていないオーディオの点検をする。
それにしても娘は触らないので、結構埃がたまっている。
私のオーディオは、もう30年以上前の代物。
でも保存の程度と品質がいいので、音は今でも十分満足のいく音を出してくれる。
ただし、スピーカーは、やはりコーンの劣化と磁気の減少で少し物足りない。
特に高音は、昔のようなすっきりした透明な音は出てこない。
とはいっても、とにかく今はこれで満足。
ただ、久しぶりの音出しで、しっかりと音を出してくれるかが心配。
私がこんな時まず最初に聞くのは、好きな曲と音のチェックを兼ね2曲。
1曲目はジェフ・ベックの「哀しみの恋人たち」。
オーディオの機材は古いものなので、聞きはじめはいつも音が悪い。
だから、アンプに電源を入れ、10分ほどあたためてから聞きはじめる。
真空管式のアンプは、真空管を温めてからと聞くが、私のトランジスター式もやはり暖まった状態の方が全然音はいい。
1曲目の「哀しみの恋人たち」はいつもの音質で聞くことができた。
ジェフ・ベックの泣きのギターも、いつもながら心に沁みこんでくる。
オーディオは特に変化ないようだ。よかった。
次の曲は、アルディメオラの「地中海の舞踏」。
この曲はパコ・デ・ルシアとの共演。
先ほどの「悲しみの恋人たち」とは打って変わって、こちらは気を張り詰めて一気に聞く曲。
アルディメオラとパコデルシアの追いつ追われつの超絶ギターに、いつしか息をひそめじっと聞き入る。
5分少々の曲だが、あっという間に終わるといった感じである。
この曲も、ギターの音が一粒一粒しっかりとはじけるように聞けた。
これで久しぶりのオーディオチェックも満足。
この後次に聞く機会はいつのことか・・・。
【写真↓:30数年経ったいまでも輝いているDENON「DP-3000」とSTAX「UA-7」】
【写真↓:LAXMANのパワーアンプはピークインジケータがLEDで、あの当時は斬新的だった。】
【写真↓:スピーカーはDIATONE。中低音は今でもリアルに出している。】
【写真↓:アルディメオラのLP「エレガントジプシー」のジャケット】
【写真↓:UA-7は、なめらかなトレース。】
【写真↓:いつかは片っ端からすべて聞いてみたいLP】