東海地震が起きれば、東南海、南海の3連動の可能性の高いことが分かった。
ということは、単独よりもはるかに大きな地震となる。
また、その時起きる津波は、今までの東海地震で想定したものを遥かに超える。
そして、単独で起きても連動でも、地震発生から陸地到達までは今までの予測と変わらず、5分という大変短い時間のようだ。
しかも、その5分の時間には、立ってもいられないほどの長い揺れの時間が入っている・・・。
このような丁寧な(!?)説明を約1時間半ほど聞いていて、最後の頃には半ばあきらめの気持ちにもなってきた。
こんな状況では、今の家にいては、地震でも、津波でも防護策はない。つぶれて流れていくだけである。
最後のほうで気休めに教授が言うには、おそらく3連動地震の一番最初の震源地は東南海の紀伊半島沖。
そこから連鎖して東海や南海トラフに波及していくので、東海地域に震源域が来るまで若干(?)の時間がある。
今後緊急地震速報の精度がより高まりシステムが確立されれば、それでも早めに緊急速報を聞き、対応できるとのこと・・・であるが、ただし、紀伊半島沖から静岡県沖までに来る地震連鎖の時間は、たった1分程度・・・。
これって、気休めにもならない!
そうはいっても、どうしようもならない大地震ながら、それにただ黙って被災するわけにもいかない。
自分の気休めに、日ごろからの備えはしておかなければならない。
今私の家の家具はすべて固定してある。
とはいっても、それを行ったのはこの家を建てた平成7年であるので、その後箪笥の上や本棚の中にはいろんなものが積み上げられたり、入れ込んだりして、おそらく揺れたら箪笥は倒れなくても、積まれた物が落ちてくる。
また、権利書、契約書、通帳などの貴重品も一か所にまとめてあると思っているが、実際には、それらの中には、もう期限が過ぎたり、陳腐化しているものもきっとある。
今後身の回りの整理をしていかなければ・・・。
つづく・・・。