温故知新No2

静岡県の牧之原市から、盆栽、野球審判、蕎麦打ち、おやじバンド、その他徒然なるままに、ブログしています。

久しぶりの静岡鉄道静岡清水線

2007-06-27 22:36:17 | 日記・エッセイ・コラム

清水に出張があったため、久しぶりに静岡鉄道に乗った。そう、20数年ぶりである。

新清水までの行きは、なつかしさながらも会議の資料に目を通すため、座席に座り、時折外の景色を見る。

しかし帰りは、子どもの頃のいつもの定位置、先頭部分に立っていた。

実は、私は現在牧之原市に住むが、生まれは、静岡市である。しかも2、3歳ぐらいまでは、この鉄道の沿線に建つ家にいた。

その記憶は無いが、レールの音が、特に朝晩うるさいほどの鉄道から数メートルしか離れない家だったと聞く。

だが今は、車中からおそらくあったと思われる家の場所を見たが、もうそこはマンションの駐車場となっていた。

その後そこから数キロはなれたところに転居したが、清水に伯母がいたため、よくこの静岡鉄道を使って母親に連れられ、あるいは、物心付くようになったら、一人で乗ったものである。

おそらく、当時の沿線の風景と現在のそれは明らかに違うが、出発の運転手の声、次第に加速する緊張感、途中の微妙な揺れ、次の駅に近づいたときのブレーキの利き始めなど、本当は記憶すらも無いものであるが、なんだかすべて知っている、身に染みているように感じていた。

たった、数十分の旅であったが、私の原体験が鮮明に蘇ったと感じた。

また、今度是非乗ってみたいものである。

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コメント
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