温故知新No2

静岡県の牧之原市から、盆栽、野球審判、蕎麦打ち、おやじバンド、その他徒然なるままに、ブログしています。

高校野球選手権大会再開!

2006-07-20 21:36:56 | 野球審判活動

この時期は、高校野球のことしか書けません・・・。

明日から県大会が再開。明日からの試合は、各校1回戦を勝ち進み、2回戦へ。また、シード校はそれに立ちふさがる。

しかも、1回戦を勝ち勢いで気持ちも高まるところであったのが、3日間の休み。一方、シード校は、明日からが初戦。したがって、いやおうなく気合が入る。

シード校といえども、1回戦を勝ち進んできた勢いに乗るチームを迎え撃つことは結構緊張することであろう。

よく、ここで、シード校が初戦敗退となるケースがある。勢いと、初戦の緊張とのぶつかり合いが、結構波乱を呼ぶ。

そこを勝ち進むことが真のシード校。とにかく日ごろの力を十分出せば、結果は、目に見えるもの。

ここで、試合本番の緊張感をどう克服すればいいかのいいアドバイスがある。

これは、実は、私がPTA会長をした翌年、某高校のPTA講演会に、今、男子体操界の第一人者、水鳥寿思選手が縁あって講師となってエピソードを話してくれたときのこと、だれもが本番に緊張することについて、話してくれた。

ちょうどこの時(昨年)水鳥選手は、世界選手権で富田選手とともに日本人ワン・ツーを取った直後の時。

正に飛ぶ鳥の目を射る勢いの水鳥選手。さぞ世界のナンバー2になったのだから本番は緊張はしなかったものと思っていいたものだが、彼の話では、どんな試合でも緊張はつきものとのこと。

しかしここからが、世界の第一人者となった彼の経験であり、しかも目からうろこが剥がれ落ちるような、明快な回答を話してくれた。

つまり、緊張はどんな試合、どんな場面でもつきものであるが、この緊張の度合いをいかに少なくするか、緊張による反動をいかに少なくするかであり、この対処方法は、ずばり、日ごろの練習においても、常に緊張感を高め練習すること!といった。つまり、日ごろから緊張していれば、本番で緊張しても、その差は少なく、極度の緊張感というものは、避けられるというものである。

聞くと、当然のように見えるが、案外、毎日の訓練、練習に緊張感を意識して臨むことは少ないのではないだろうか。

この、世界レベルの選手でさえ、緊張感をなくすことはできず、だったらむしろその緊張感を常に持ち続けること、と大選手は結論付けたのである。

まだ若い水鳥選手ではあるが、やはり世界を極めた人間は、その考え方、自己管理の独自性に私は驚嘆した。

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明日からの高校野球選手権の選手諸君も、極度の緊張で力を出し切らずに終わるよりは、力と力のぶつかり合いで、結果として残念なものとなったなら、悔いも残らず、いい高校生活の思い出となるものであろう。

日ごろの成果を出し合い、高校生らしいすばらしい試合になるよう祈るとともに、審判の裏方として、精一杯支援したい。

コメント
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