ジョニー・デップとフォレスト・ウィテカーが共演し、人気ラッパーの2パックとノートリアス・B.I.G.が殺害された未解決事件を題材に描いたクライムサスペンス。
1997年3月、人気絶頂期にいたラッパーのノートリアス・B.I.G.が何者かによって射殺されるという事件が起こった。当時その捜査を担当した元ロサンゼルス市警察の刑事ラッセル・プールは、事件発生から18年が過ぎた現在も執念深く真相を追い続けていた。そんなある日、事件を独自に調査していた記者ジャックがプールのもとを訪れる。2人は手を組み、複雑に絡み合った事件の真相に迫るが……。
実在の元刑事ラッセル・プールをデップ、事件を追う記者ジャックをウィテカーが演じる。作家ランドール・サリバンが2002年に発表したノンフィクション小説をもとに、「リンカーン弁護士」のブラッド・ファーマン監督がメガホンをとった。(映画.comより)
<2022年8月11日 劇場鑑賞>
同じ表題のドラマがあったように思って、そっちを見てないとわからないのかな、とも思ったのですが、どうやら単独の映画のようだったので、久しぶりのジョニデの映画でもあるし、鑑賞してみることにしました。
私個人は、ラップとかヒップホップとか言われるものは全然聞きません。でも、2パックの映画を見たのです。ティム・ロス共演の「グリッドロック」です。これがなかなかにおもしろくて、「歌手でちょっと成功したからと言って軽いノリで映画に出た奴とは違うんだな」な~んて思っていました。いや、真相はわかりません。でも、「なかなかやるな」と思っていた矢先、殺されたと聞いたのです。最初はヤラセか何かだと思ってました。「絶対ウソやわ」「ふざけてるな~」とか思っていたのですが、本当に亡くなったとわかったときは「この前、映画見たとこなのに」ってマジでショックを受けました。そんなこんなで、この事件は鮮明に覚えているわけです。
そう言えば真犯人の話を聞いたことはないな、と思いましたが、これほどいろんな事情が折り重なっているとは知りませんでした。要は、解決してない。そういうことなんです。ジョニデは、ずっと解決できなかった事件を引きずってる元刑事役。でも、どれだけ核心に近づいてもダメなんです。そりゃそうです。組織を挙げての妨害に遭うのですから。一個人にできることなどたかが知れてます。たとえ家族が崩壊するようなことになっても、誰が気にするものですか。自分たちさえ安泰ならそれでいいのですから。
こんな映画を見ると、大きなものには歯向かわないで生きるべし、と思いますね。明らかな不正を見て見ぬふりは難しいかもしれませんが。知らなければいいんでしょうけれど、知ってしまうと複雑ですよね。正義なんて、キャプテンアメリカか何かでもない限り、まかり通るものでもないんでしょうけど。難しいですね。
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