田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

ザ・ウォッチャーズ(The Watchers)

2024年08月03日 13時50分56秒 | 日記

The Watchers (2024) - Posters — The Movie Database (TMDB)

The Watchers Trailer 2024 - YouTube

‘The Watchers’: From cast to release date, everything we know so far - GG2

 

 M・ナイト・シャマラン製作のもと、娘のイシャナ・ナイト・シャマランが長編監督デビューを果たしたホラー映画。A・M・シャインが2021年に出版した同名小説を原作に、謎の監視者の恐怖を描き出す。

28歳の孤独なアーティストのミナは、鳥籠に入った鳥を指定の場所へ届けに行く途中で、地図にない不気味な森に迷い込む。スマホやラジオが突然壊れ、車も動かなくなったため助けを求めようと車外に出るが、乗ってきた車が消えてしまう。森の中にこつ然と現れたガラス張りの部屋に避難したミナは、そこにいた60代のマデリンと20代のシアラ、19歳のダニエルと出会う。彼らは毎晩訪れる“何か”に監視されているという。そして彼らには、「監視者に背を向けてはいけない」「決してドアを開けてはいけない」「常に光の中にいろ」という、破ると殺されてしまう3つのルールが課せられていた。

ダコタ・ファニングが主人公ミナ、「マンディ 地獄のロード・ウォリアー」のオルウェン・フエレがマデリン、「バーバリアン」のジョージナ・キャンベルがシアラを演じた。(映画.comより)

 

 

<2024年6月23日 劇場鑑賞>

 不思議な話ではありましたが、父親であるM・ナイト・シャラマンほどの不条理さはなく、筋をちゃんと追えば理解できる話でした。ただ、1回しか見てないので、ちゃんと拾えていない伏線がたくさんありそうです。主演はなんとダコタ・ファニング。最近では、デンゼル・ワシントンの「イコライザー」最新作で見ましたね。私個人的には、少し前から資生堂のクレ・ド・ポー ボーテの新しいグローバルブランドアンバサダーとして、ダイアナ・シルバーズ、エラ・バリンスカと共にお目にかかりました。日本では、エラはエリザベス・バンクス監督の「チャーリーズ・エンジェル」に出演していましたが、ダイアナは私もよく知らなくて、なんといってもダコタが一番の知名度だと思いました。

 さて、話がそれてしまいました。すみません。映画です。冒頭は、無気力そうなダコタさんが、勤め先の上司から”鳥の配達”を頼まれ、ダルそうにそれをこなす場面から始まります。凡人な私なんかは「こんなにかわいいのに、なんでこんなつまらなさそうに生きているんだろう」な~んて思ったりしました。しかし、配達に行ったはずのダコタは上にある通り、帰れなくなってしまうのです。

 不条理です。突然何もかもが壊れて動かなくなる、どれだけ歩いても元の位置に戻って来る、など。実は冒頭に、ダコタさんより前に、同様に迷ってしまった男性が描写されます。とにかくそういう不可解な森だということです。

 やがてダコタは一軒家にたどり着きます。彼らは何かに監視されているらしく、毎晩なにかにおびえるように正面を向いています。でも本当に”奴ら”はいるようです。

 

<ここからネタバレ>

 こんな状態で、彼らは”鳥かご”から逃げ出せるのか。奴らは何者なのか。「キャビンフィーバー」さながらに皆が諍い始めたころに、奴らの正体が徐々に明らかになります。奴ら(ウォッチャーズ)は、人間の姿に擬態する生き物(シェイプシフター)だったのです。そういう種が存在していたということですね。そして、実はその”鳥かご”の地下で、昔それらを研究する教授がいたということ、そして人に擬態するそれらと人が仲良くなることもあったということ。そんなことも明らかになって来ます。それは、地下に教授がメッセージビデオを残してあるのを彼ら(ダコタたち)が発見してわかったことであり、そこからいろんなヒントを得た彼らが、森から逃げることを画策し、一部成功することにより、教授の研究室までたどり着くと言う結果までもたらします。

 教授は、この”擬態術”がヒトに応用できれば、難病の治療や臓器の再生に生かせるのではないかと考えていたようです。しかし、道半ばにして亡くなり(自然死ではないことが示唆される)、後はシェイプシフターたちが好きにしている・・・そんな感じです。実は、”鳥かご”メンバーのリーダーだったマデリンは、教授と懇意になったシェイプシフターだったことが判明し、そう、逃げ出したメンバーたちも「え?私たちも取って代わられてる?」という展開です。

<ネタバレ終わり>

 

 怖いですね。でも、話の筋はきちんと追えば理解できます。二転三転するとは言え、あり得る設定です。そういう意味では、お父さんの映画より、凡人の私は見やすかったです。この監督(娘さんの方ね)、好きかも。

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