田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

マッド・ハイジ(Mad Heidi)

2024年08月10日 17時53分48秒 | 日記

MAD HEIDI Official Trailer | Swissploitation Action Horror Comedy

Film Fan: Mad Heidi (5 Stars)

Mad Heidi film still | メディア | BANGER!!!(バンガー) 映画愛、爆発!!!

 名作児童文学「アルプスの少女ハイジ」を大胆にアレンジし、R18+指定のエログロバイオレンス描写を満載にしたB級エクスプロイテーション映画に仕立てた異色のスイス映画。

チーズ製造会社のワンマン社長でスイス大統領でもある強欲なマイリは、自社製品以外のすべてのチーズを禁止する法律を制定し、スイス全土を掌握する恐怖の独裁者として君臨。それから20年後、アルプスに暮らす年頃の女性ハイジは、禁制のヤギのチーズを闇で売りさばいていた恋人のペーターが見せしめのため目の前で処刑され、唯一の身寄りである祖父も山小屋ごと爆破されて殺されてしまう。愛する者たちを失ったハイジは、復讐のために戦いに身を投じる。

「スターシップ・トゥルーパーズ」のキャスパー・バン・ディーンが独裁者マイリ、「グラディエーター」「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」などで知られるデビッド・スコフィールドが、アルムおんじことハイジの祖父を演じた。(映画.comより)

 

 

<2024年6月29日 録画鑑賞>

 グロすぎ、エグすぎ。こんなハイジって需要あるのかなって思いました。最近は「クマのプーさん」もチープなグロ映画になって公開されていたし、はやりなのかしらん。

 映画の舞台はスイス。しかし、今は独裁者による非情政治が行われていて、チーズ会社社長兼大統領のマイリに逆らうことは許されません。マイリの会社のチーズ以外はすべて売ることも食べることも禁止されています。国民たちはチーズばっかり食べさせられていて、いかに栄養価が高いと言えども、身体に悪そうでした。この映画の主人公、ハイジは幼馴染のペーターと仲良くおつきあいしていましたが、ペーターは実は他のチーズを密売していたのですね。ハイジの目の前で惨殺されるペーター。そして為政者に逆らったアルムおんじも小屋ごと爆死。随分前に見た実写の「ハイジ」で、おしゃれだったマックス・フォン・シドーのおんじとはだいぶ違う印象で、「SISU」みたいに武骨で強そうなおじさんだったのに、あっさりと。

 ぶち切れたハイジは、さっそく山にこもって白装束の「ジェダイ」に師事(写真2枚目)。女性ジェダイたちは、彼女をしっかりと鍛え上げてくれます。しかし、一度は捉えられたハイジ。敵の車に乗せられると、そこには手を縛られ吊るされている女性が。見るからに気弱そうな女性だったので「もしかしてクララ?」と思ったらその通りでした。もう・・・ふざけすぎです。刑務所には、大統領のチーズを食べて筋肉もりもりになった強~い女性囚人たちもいて(写真3枚目)、彼女たちにボコボコにされたりもします。そして、女囚を束ねる女性看守が、名前微妙に違ったけれど、要はロッテンマイヤーさんでした。言葉遣いなんかが「なんですか、アーデルハイド!」って感じなんです。ハイジも、収容されてから名前を変えられて、こちらも微妙に違う名前でしたが、要するにアーデルハイドでした。笑える。

 とまぁ、小さい頃に「アルプスの少女ハイジ」を見てないとウケない点も多々あるわけですが、大人になったハイジはちゃんと美人だし、”戦闘服”はかわいかった。

アルプスの少女ハイジ」が18禁で帰ってきた!『マッド・ハイジ』主演アリス・ルーシー アクションへの目覚めは超マッドな父の英才教育|まいどなニュース こんな感じ。おしゃれ。

 物語にあんまり意味はないけれど、B級映画好きにはたまらない代物かと思います。

 

 追記(ネタバレ):おんじは生きていました。ここぞという時に、サバイバルしたまんまの格好で現れます。やっぱり「SISU」だった。

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