マーベルコミックスのヒーローの中でもユーモラスなキャラクター・デッドプールに、ライアン・レイノルズがふんしたアクションの第2弾。“マシーン人間”からある少年を守るために立ち上がったデッドプールがチームを結成し、ド派手なバトルを展開する。監督は『アトミック・ブロンド』などのデヴィッド・リーチ。敵を『アベンジャーズ』シリーズにも出演しているジョシュ・ブローリンが演じるほか、モリーナ・バッカリン、T・J・ミラー、忽那汐里らが出演する。
のんきに過ごすデッドプール(ライアン・レイノルズ)の前に、未来から来た“マシーン人間”のケーブル(ジョシュ・ブローリン)が現れる。大好きなヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)のためにまっとうな人間になると決めたデッドプールは、ケーブルが狙う不思議な力を持つ少年を守ろうと、特殊な能力があるメンバーだけのスペシャルチーム「Xフォース」を作る。 (シネマトゥデイより)
<ネタバレあり>
素行の悪いデッドプール第二弾。「1」も結構おもしろかったけど、「そのまま調子に乗って続編作ったってなぁ・・・」な~んて思ってました。しかし!予想に反してこれがおもしろかった!ナメててすみません(笑)。それにしてもジョシュ・ブローリンばっかし。彼はとっても名優だと思うけど、似たようなものに出すぎ(笑)。今回も話は「アベンジャーズ」とつながっていて、ケーブルなんて実はサノスなんじゃないの?と観る前から思ってました。実際、デッドプールに「サノス」と呼ばれるしね。この辺、単にふざけているだけならデップーもやりすぎ。まぁデップーなんだからなんでもアリなんだろうけれど。
ともかく、活躍目覚ましいデップーは、その分恨みを買うことも多く、命を狙われる(?)こともしばしばです。で、そのとばっちりで最愛の恋人を失い、心のよりどころを失ったデップーは、彼女の「子供(少年?)を守ってあげて」という言葉を胸に、助けを求めている少年を見つけて関わってゆくわけです。で、未来から”過去を変えたくて”やってきたケーブル(少年は将来悪者になるらしく、これを少年のうちに摘めばいいということらしい)も少年を狙っているし、結論から言うと、その特殊能力ゆえ特別な学校に入れられている少年は、暴君な校長から虐待を受けていて、それゆえ成長がゆがみ、悪者になってしまうということだったようなのです。殺してしまうつもりで未来から来ていたケーブルと、きちんとすれば更正できるというデップー。でも、みんないい奴ですから、一丸となって悪の校長と戦うわけです。その過程が主なお話になっているのですね。特別に作ったⅩ-フォースは早々に壊滅してしまうし、そのカメオも話題ですが、それが映画のメインではありません。要するに紆余曲折を経ながら未来ある少年を救った、それがメインのお話です。個人的に一番好きな「ブラインド・アル」もちゃんと出ていたし、さすが「アトミック・ブロンド」の監督、ツボを押さえてますね~。大いに楽しめました。話になんのヒネリもないのに「ジョン・ウィック」(製作担当)がバカ受けしたのと同じ理論で楽しめます。スモウレスラーは出てきませんけどね(あ、あれは「2」か)。
思ったよりよくできています。虐待校長が「おみおくりの作法」エディ・マーサンだったのが少しショックですけど。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます