田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

フェアウェル(The Farewell)

2020年11月22日 14時56分38秒 | 日記

映画『フェアウェル』10月2日(金)公開/本編映像<お墓参り編> - YouTube 映画「フェアウェル(别告诉她)」: monad

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 中国で生まれアメリカで育ったルル・ワン監督が自身の体験に基づき描いた物語で、祖国を離れて海外で暮らしていた親戚一同が、余命わずかな祖母のために帰郷し、それぞれが祖母のためを思い、時にぶつかり、励まし合うながら過ごす日々を描いたハートウォーミングドラマ。ニューヨークに暮らすビリーは、中国にいる祖母が末期がんで余命数週間と知らされる。この事態に、アメリカや日本など世界各国で暮らしていた家族が帰郷し、親戚一同が久しぶりに顔をそろえる。アメリカ育ちのビリーは、大好きなおばあちゃんが残り少ない人生を後悔なく過ごせるよう、病状を本人に打ち明けるべきだと主張するが、中国に住む大叔母がビリーの意見に反対する。中国では助からない病は本人に告げないという伝統があり、ほかの親戚も大叔母に賛同。ビリーと意見が分かれてしまうが……。「オーシャンズ8」「クレイジー・リッチ!」のオークワフィナが祖母思いの孫娘ビリーを演じる。(映画.comより)

 

 

 

 こんな珍しい映画が田舎に降りてくるのですね。果たしてコロナ禍がなくても降りてくる予定だったのかどうか。でも、主演のオークワフィナは最近売れっ子なので、案外降りてくるの予定だったのかもしれませんね。

 さて、お話は「最愛のおばあちゃんが末期のガンだった。本人には言わずに最後まで寄り添おう」というものです。お国柄、本人に言わないのが普通みたいで、アメリカ育ちのオークワフィナには納得できません。「知ってれば、そのつもりで悔いなきよう過ごせるのに」という考えは、私も賛成します。でも、古くから厳然と存在するその地の文化はどうしようもありませんね。おばあちゃんの家族は、おばあちゃんを喜ばせるために、孫の結婚式をでっちあげます。親戚一同が集まるには自然ないいわけだけれど、おばあちゃん、頭はしっかりしているし、中国のお話だからやっぱり年長者が偉いんですね。結婚式の準備の段階から、やれ料理が気に入らないの、嫁の気が利かないのと、絡む絡む(笑)。大変です。わりと裕福なご家庭なんでしょうね、おうちも大きいし、披露宴も盛大です。しかし、これだけ盛大な披露宴を開いて、親族一同全員が知ってるわけでもないのに、かなりの数の人が勘違いしたまま「彼は結婚してる」と思われているのをどうやって訂正するんでしょうね。よくわかりません。ここで、なぜか嫁が日本人なんです。なんなのでしょうねぇ。

 劇中「病は気から」とばかりに「短いと思い込んでいると本当に寿命はそこまでになる」みたいなセリフが出て来るのですが、そんなものなのかもしれません。私の周りでも、すごく年輩(例えば80代半ばとか)だと、本当にガン細胞が消えてしまった、なんて人、複数いらっしゃいますからね、気を強く持つのがいいのかもしれません。

 今回の映画で、細かいところも含め、同じアジアでも、国によって文化がかなり違うことを実感させられました。勉強になりました。

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