田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ(Fifty Shades of Grey)

2015年03月03日 07時29分30秒 | 日記

 英ロンドン在住の一般女性がネットに投稿した官能恋愛小説を書籍化し、世界50カ国で翻訳されて世界累計1億部を突破したベストセラーを実写映画化。恋愛経験ゼロの女子大生が、大企業の若きCEOを相手に繰り広げる刺激的な恋愛体験を、「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」のサム・テイラー=ジョンソン監督のメガホンで描いた。大学生のアナ・スティールは、学生新聞の取材で若き億万長者として知られる大企業のCEOクリスチャン・グレイにインタビューし、それをきっかけに2人は急接近。グレイと交際する女性が守るべきルールを記した秘密保持契約書を提示されたアナは、書類にサインし、グレイと通じ合うことになる。しかし、グレイにはある秘密があった。アナ役は俳優ドン・ジョンソンと女優メラニー・グリフィスを両親に持つダコタ・ジョンソン、グレイ役はモデル出身の若手俳優ジェレミー・ドーナン。(映画.comより)

 

 

 

 この作品、日本ではコケているらしいですね。私が見た回だけで言うと、結構入ってましたけど。

映画は完全に女性向け。まさに若い女性(いや、年齢は関係ないかも)が夢見るリッチな王子様との普通じゃない恋愛駆け引き。夢があってよろしいですね。現実には絶対あり得ないところもポイント。こういう物語はリアルではダメなんです。

監督は「ひとりぼっちのあいつ」で、まだ10代だった主演男優を職権乱用(?)でモノにしてしまったサム(当時40代)。よほどうれしかったのか、姓も早々にこの若い男優さんのものに変えてあります。ある意味、これ以上ないほどの適任者と言えますね。

さて、主人公のアナ(これがかわいい!ダコタ・ジョンソン)は、大風邪をひいてしまったルームメイトの代わりに、若きCEOグレイへのインタビューに臨みます。相手は若くして成功しているだけでなく、かなりのイケメン(元モデルのジェレミー・ドーナン。確かにイケメンだとは思うけど、個人的には好みではなかった。関係ないけど・笑)。

うぶでかわいいアナを気に入ったグレイは、早速いろいろとちょっかいを出して来ます。初対面で「あなたは世間で言われるほど冷たい人ではないはず」と言ってのけるアナもアナですが、グレイも最初からかなり積極的。これは、最初に好印象を持たれていないと、ハラスメントになるおそれあり(笑)。もちろん、アナに手ごたえを感じたから責めて来るのでしょうが。

豪華で瀟洒なマンション、高価な車。広~い部屋。素晴らしい夜景。飲んだくれててもきちんと送迎してくれるジェントルさ。何から何まで夢のようです。これだけやってもらえたら、少々のことに驚くべきではありません。そもそも凡人ではないのですから。

かたやアナもやり手です(と私は思った)。最初から挑発的だったことは言うに及ばず、「男を知らない」と言うわりには、官能的で誘うようないちいちのしぐさ。これが天性なら、かなりの才能です。

そして、グレイが求める「契約」の承認を条件をつけるなどして、じらせるだけじらし、最終的には自分が主導権を握った(?)と思わせるところ(私の見当違いかもしれないけれど)でジ・エンド。これは女性の方がうわてなんじゃないかな~。しかし、この作品が3部作だと知らなかったら、かなり唐突な終わり方です。もっと、「3部作」であることを宣伝するべきじゃないかな。少し離れたところに座られていたマダムたちも「あれっ?」って声を上げてましたもの。

アメリカでは大ヒットしたらしいから、続編は作られるんでしょうね。内容はもっと過激になるのかしら。日本の劇場での、画面がほとんど見えないくらいの大きな黒い点(性器や行為を隠すためのものね)は大きすぎて興醒めでした。違う意味でそそるのかもしれませんが(笑)。

次回作を公開するのなら、もう少し考えて欲しいですね。日本の映倫は。

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