田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

ビジョン(DRISHYAM)

2021年09月17日 15時19分52秒 | 日記

Drishyam】 : ポポッポーのお気楽インド映画

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善も無く悪も無く神すらもいない世界〜アジャイ・デーヴガン主演のサスペンス作品『Drishyam』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

 

インドのある町で警察署の長官の息子が失踪。ケーブルテレビ会社を営む町の名士に殺人容疑がかけられる。しかし、彼には完璧なアリバイがあった。
出演:アジャイ・デーヴガン、シュリヤー・サラン、タブー
 
ニシカント・カマト監督、アジャイ・デーヴガン、タブーなど映画賞受賞者たちが、2013年のヒット作をヒンディー語でリメイク。(Netflix ウェブサイトより)
 
 
 
 
 
<2020年4月30日 Netflix鑑賞>
 またまたインド映画ですみません。しかしこの作品、中国で「共謀家族」としてリメイクされ、今日本で公開されているのですね!元々インド国内でもこの作品の数年前にオリジナルが作られてて、この2015年版自体もリメイク作品みたいですね。
 
 ともかく、お話は「共謀家族」とまったく一緒(当たり前か)。主人公のアジャイ・デーヴガンは、学はないけどそれなりに成功していて、人望もあり、地元でも愛されるとてもいい人。娘が優秀で、学校でたった一人選ばれて某キャンプに参加しています。そのキャンプは、他の学校からも選抜されたメンバーが参加していて、その中に警察署長官(女性)の息子がいます。この男がアホ息子で(お母さんは優秀なのに)、キャンプで女生徒ばっかり撮影していて、見かねた女生徒に注意されたりしています。で、アホ息子は女生徒が着替えるところも隠し撮りしていて、それをこっそり見て楽しむだけならいいものを、キャンプから帰った後に、その映像をネタに女生徒(今回はアジャイさんの娘)を脅しに来たからタチが悪い。「俺の言うことを聞け。でないと映像を公開するぞ」と。アジャイさんは仕事で留守。女ばかり3人だと思ってアホ息子はやりたい放題。彼の携帯を壊そうと、そこにあった鉄棒を振り下ろした娘。ところが、ちょうどアホ息子が動いたため彼を直撃、死亡してしまいます。帰宅して事の次第を知ったアジャイさんの隠ぺい工作が始まります。
 
 この映画は、話がどうこうというよりも、インドとのカルチャーギャップが大きかったです。まず、こんな映像を録られたほうが被害者なのに、それを公開されたら家族もろとも本当に破滅してしまう、という女性蔑視。次に、警察副所長の一般市民に対する横柄すぎる態度。なんなん、こいつと思いました。で、忽然と消えた息子を警察が捜索するのは当然としても、あることないこと吐くまで拷問する警察の異常さ。挙句に子供まで張り倒す異常さは韓国並み。これほど良識がないとは。
 
 
 
<ここからネタバレ>
 で、息子が当然悪いとしても、たとえそれがたまたま起きたことであっても、家族のために殺したことが美徳として通ってしまうこと。真相を知った息子側の両親も諦めてたから、そこはそういう文化なのかもしれないけれど、やっぱり人を殺しておいて隠し通せたらあかんと思うのです。親も息子も思い知っただろうし、二度と起きないよう、両親も細心の注意を払うだろうから、そこはなんとか助けてやって欲しかった。映画だし(甘いか・・・)。もちろん、息子のやったことは許されることではないけれど。見た後、なんかな~と思う映画でした。
 
 
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