田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

女王陛下のお気に入り(The Favourite)

2019年04月20日 14時58分50秒 | 日記

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 「ロブスター」「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」で注目を集めるギリシャの鬼才ヨルゴス・ランティモス監督が、18世紀イングランドの王室を舞台に、女王と彼女に仕える2人の女性の入り乱れる愛憎を描いた人間ドラマ。2018年・第75回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で審査員グランプリを受賞し、女王アンを演じたオリビア・コールマンも女優賞を受賞。第91回アカデミー賞でも作品賞を含む9部門10ノミネートを受け、コールマンが主演女優賞を受賞している。18世紀初頭、フランスとの戦争下にあるイングランド。女王アンの幼なじみレディ・サラは、病身で気まぐれな女王を動かし絶大な権力を握っていた。そんな中、没落した貴族の娘でサラの従妹にあたるアビゲイルが宮廷に現れ、サラの働きかけもあり、アン女王の侍女として仕えることになる。サラはアビゲイルを支配下に置くが、一方でアビゲイルは再び貴族の地位に返り咲く機会を狙っていた。戦争をめぐる政治的駆け引きが繰り広げられる中、女王のお気に入りになることでチャンスをつかもうとするアビゲイルだったが……。出演はコールマンのほか、「ラ・ラ・ランド」のエマ・ストーン、「ナイロビの蜂」のレイチェル・ワイズ、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のニコラス・ホルトほか。(映画.comより)

 

 

 

 

 主演のオリビア・コールマンはオスカーを手にしましたね!授賞式で「おもしろすぎる」と発言し、さすがにイギリス人だな、と思わせました。

 この映画って、史実かな。まぁ多少フィクションがあるとしても、現実はこんなものなのでしょうか。実際見たことないけど(笑)。華やかだけど実は孤独、賢くて立派な王になる資質も備えてるのに、下心をもった側近が常にはべってる・・・。いつの世も、権力のあるところ、人の欲望もうごめきます。今回の女王は、幼馴染のサラがつきっきりなのですが、サラの遠縁の女性アビゲイルが絡んで来て、物語が派手に展開します。ところで、女王は今でいう「痛風」だったのですね。今はある程度薬でコントロールできますが、当時は本当につらかったでしょうね。アビゲイルが漢方の民間療法(塗り薬)を試みて、効き目が出るシーンがあるのですが、案外今でもそんな方法が効くのかもしれません。

 サラも彼女なりに女王を愛してはいたのでしょう。またアビゲイルはその美貌と若さを武器に「私だって」と思っていたのでしょうし(落ちぶれたとは言え、元は貴族だし)、妙なかつらをかぶったニコラス・ホルトも彼なりの価値観で戦争に対峙していたのだろうし、みんな精一杯だったのでしょうね。ただ、孤独な女王が痛々しくてつらかったです。でも、女王は女王。ちゃんと皇帝学を学んでいるだろうし、最終的に気丈なところを見せるのはさすがだと思いました。貧乏な庶民も生きづらいけど、地位のある人も本当につらいねぇ。でも、生きてゆくしかないものね、がんばるしかないものね。そんなことを考えたりしました。

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