運勢・吉

　毎年、三が日が明けたころに、やおら初詣をしていたが、今年は心に余裕が出来たせいか、元日の午後、吉香神社に初詣に出かけた。
　拝殿に向かって、20人くらいが列を作って並んでいる。丁寧に拝んだ後、おみくじを引いた。「第40番 御神籤」を引き当てた。「時期を考えて、はやくあらため進むがよい。人と人と互いに力あわせてすればよきときあり、けれどわるいことと知りつつ進めばわるし注意せよ」と書いてある。
　まさに今年の私の行動を見透かしたようなことが書いてあった。「岩国検定」というものを発足させるため、実行委員会を立ち上げようと企画している。四の五のといろいろ考えすぎず、年明け早々に発足させようとしている。
　しかし、私一人で出来るはずもない。当然志を同じくし、力を合わせることのできる仲間が必要である。心当たりの仲間に声もかけた。9人の志士が集まってくれた。「人と人と互いに力あわせてすればよきときあり」ではいけない。「人と人と互いに力あわせてすればよき結果が出る」にしなければいけない。「時期を考えながら」とり進め、わるいことを知った時には躊躇なく引き返し、みんなと相談しながら目標に向かってまい進したい。
　「案ずるよりは産むがやすし」、目標を達成した後、こう言いながら酒を飲んでいる姿を、まだ始めてもいない段階の今から想像している。
　ここまで書いてもう一度おみくじを読み返してみた。「願望 　早くすれば他人の助けありて調う」とかいてある。どの項目を読んでみても、今年もどうやら他人次第、自分一人では何もできないぞという神様のお告げのようだ。
　　（写真は、吉香神社で引いた「御神籤」）