写真エッセイ&工房「木馬」

日々の身近な出来事や想いを短いエッセイにのせて、 瀬戸内の岩国から…… 
  茅野 友

ポケット コンロストーブ

2017年02月06日 | スポーツ・山登り・釣り・遊び

 ネットで発注してから3日目の昼、宅配便で注文していた品が届けられた。品名は「ハイパワー  ポケット コンロストーブ」と書いてある。家庭用のカセットガスコンロの極小版である。カタログのキャッチフレーズには、「軽量でコンパクト、折り畳み式」と書いてある通り、折りたたんだ状態では片手のひらに乗るくらいの超小型のものである。

 用途といえば、キャンプなどのアウトドアーでの調理に使うものであるが、発熱量は家庭用のカセットコンロと全く同等で、3500w(約3000Kcal/h)もある。1リットルの水を約4分間で沸かすことができる熱量である。

 こんなものを購入した目的は、ドライブで出かけた先で、景色のいいところがあれば車を止めてコーヒーを沸かして、ゆっくりと楽しむためである。急いで梱包を解いて取り出し、試運転をしてみることにした。

 キャンプ用の小さなやかん、と言ってもカップ6杯分も入る大きさであるが、そのやかんにカップ4杯分の水を入れ、カセットボンベをワンタッチでフレキシブルホースにつなぐ。ガスの栓を少し開けて、圧電式の着火装置をバチンと押すと簡単に着火してくれる。時計で測ってみると半開のガス量でも5分くらいで沸騰を始めた。

 期待していた通りの優れものであることが分かった。立春も過ぎ、季節は急に春めき始めた。天気の良い日、まずは近くの海岸の砂浜に出かけ、きらきらと光る瀬戸の海を眺めながら、熱いコーヒーをブラックで飲んでみたい。さて、その道具立てはそろったが、一人ではなあ~