写真エッセイ&工房「木馬」

日々の身近な出来事や想いを短いエッセイにのせて、 瀬戸内の岩国から…… 
  茅野 友

さいた、さいた、サクラがさいた

2011年03月30日 | 季節・自然・植物

 昨日のブログで、錦帯橋のサクラのつぼみは大きく膨らんではいるが、まだ咲いていないことを書いていた。明けて今日(30日)、暖かい1日であった。午後、岩国検定の定例会に出席した後、公民館の前庭に出たとき、会員のKさんが桜の木の枝先にデジカメを向けていた。
 近付いてみると、4輪5輪がほころんでいる。ここは錦帯橋の川端とは違って少し暖かいのだろう。今年のサクラの開花である。自然と笑顔になり心が躍る。その時、昨日見た錦帯橋のサクラがどうなっているか気になった。
 帰る途中に立ち寄ってみると、若い木の枝先に、ここでも数輪が咲いていた。その他のつぼみも、3日見ぬ間ではなく、わずか1日見ぬ間に大きく膨らんでいる。この分だと明日あたりは、一挙に咲き始めるような勢いとみた。このブログを書いているとき、「今日、東京や横浜でサクラが咲きました」とテレビが伝えている。日本列島に、いよいよ桜前線が北上を始めたようだ。          
 この時季、毎年私は心忙しくなる。毎日弁当を抱えて錦帯橋詣でをするからだ。今年は一体何回通えばいいのだろう。こんな忙しさなら、いくらでも耐えられるのが不思議だ。
 さいた、さいた、サクラがさいた。さあ、がんばろう、にっぽん!
  (写真は、Kさん撮影のものを借用)