まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 958

2014年11月12日 |  マツタケの林地栽培 

前回は、まつたけ山復活させ隊の仲間の全面的な協力を得て京都造形芸術大学 通信教育部 環境学Cの受講生たちがマツタケ山づくりを中心とするいろんな作業の体験学習を致しました.

   

 ありがとうございました.天気にも恵まれ、事故もなく当初の目的を果たすことができました.
 
 思うに、1年1年 受講生たちと私たちメンバーとの齢の差が開いていることを実感しています.読者の方は「はは~ん、体力の衰えを感じたな」と想像されることでしょう.違うんですね.体力は団塊の世代を中心とするまつたけ山復活させ隊メンバーが優れている.アスファルトしか歩けないということもない.

 今時の「若い」人たちは、親があるいは学校が引いたレールの上を歩くことをよしとする風潮がありますが、その通りです.受講生は、やはりそういう生活に浸ってきた世代が多くなっているのです.

 乾いた山の斜面はところによってはあるいは歩き方によっては非常に滑りやすい.ビブラム底の登山靴でも滑る.指定の運動靴で滑って苦労したとアンケートにある.運動靴でも足を下すポイントによっては足の下ろし方一つで滑らない.ここは滑らないだろうと思われるポイントを探す習慣がないようだ.確かに、こんなことは手引きには書いてない.

 環境学Cでは、考える消費者になれ! 賢い消費者になれ!と訴えているが、前人未踏というとオーバーな表現だが、これから先の日本の舵取りが、こんなことではどうなのかなと思う次第です.

  11月14日(金)は、まつたけ山復活させ隊第464回活動日です.午前10時に京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称:下記の§活動拠点へのアクセスを御参照下さい)にお集まり下さい.活動報告は、榎本 輝彦さんが、当日夜、ブログにて行います.寒くなるようです.暖かい服装でお越しください.事故のなきようあせらず無理せず、マツタケ山づくりを楽しみましょう!

 昨日、岩手県岩泉商工会 まつたけ事業協同組合の皆さん(9人)が、京都のまつたけ事情を視察に来られた.錦のかね松さんや寺町三条のとり市さんも出席され、京都のまつたけに対する思いと東北のまつたけの思いとの違いなどが話題になった.
 
 今年の岩泉全体の発生の様子も伺え、気候変動の影響はマツタケ山によって様々だったようだ.また、マツタケの取り手も食べる人もその高齢化が進んでいる.関西の子供たちを夏休みの終り頃に岩泉に招いて、里山とマツタケを楽しんでもらってはという意見が出ていた.

 なるほど良い企画になるだろう.そういえば、昔、今でもあるが、林間学校という楽しみがありました.実現に向けて頑張りたい!と思っています.

 その後の交流会で旧交を温めることができました.10年ぶりの方にもお目にかかれた.良い機会を与えてくださった、まつたけ事業協同組合並びに商工会に心から感謝申し上げます.

【お知らせ】
 今日は三重県四日市市 県 グリーンパーク岡山を愛する会 24名の方々が視察に来られる.参加者は、私たちと同じ世代だが、県地区には松林がないそうで、里山再生の勉強をしたいと言うことです.時間がなく昼食前には次の予定地にお立ちになる.

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【新しい林業を作りだそう!!】 里山は、実に宝の山である.ダイアモンドもカットされ磨かれねばただのにぶい石に過ぎない. 
           
山の通年型立体活用の原型を作りたいと思っている.
 
 山の上と尾根筋はアカマツ林でまつたけ栽培、中腹の人工林帯では葉わさび、モミジガサなど山菜の栽培.広葉樹林帯では食用キノコ(アミタケ、ホンシメジ)の林地栽培も可能だ.クサソテツ(コゴミ)、オオバギボウシ(ウルイ)、ワラビなど山菜栽培の適地もある.里山林によくあるリョウブの若芽の天麩羅人気が急上昇中だ.タラノキ、コシアブラを凌駕する勢いである.
 山裾もしくは人工林内は草地化しヤギを飼育する.やぎ乳販売もその規制がとっぱわれる日も近い.若い山羊の肉は素晴らしい.ヤギ肉のジンギスカンも美味い.畑や水田に、山のあるいはヤギ糞の有機物を与えて作物を栽培する.いってみれば縄文風循環型農林業の営みである.
 ちょっと大きな資本が要るが、バイオマス発電装置を集落近くに設置する.林家は除間伐材を持ち込み運搬費を得る.持山も手入れが進む. 

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§活動場所:京都市左京区岩倉村松町138-20 香川山 (京都バス停留所「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分) 
 活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.
アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.
このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側)40分
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル1番)約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

§参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.メンバー参加者には、現在、食材費+消耗品費として400円を徴収.登録外参加者・見学者などは要500円(施設利用代などを含む).

§参加や見学希望の方は、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.
内容
まつたけ山復活させ隊の活動について 
§1 我々のまつたけ山再生運動とは? 
§2 まつたけ山復活させ隊に参加するには 
§3 私達のマツタケ山造り(作業方法の特徴)
§4 こんな活動をしています! 
§5 今年の予定と目標?

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まつたけ山復活させ隊活動日

予定日  2014年11月~12月
回  開催日  報告担当者  男厨シェフ

464 11月14日金 榎本
465 11月22日土 池内
466 11月28日金 三輪       内田
467 12月06日土 宮崎
468 12月12日金 内田
469 12月20日土 榎本     忘年会(会費3000円)
470 2015年1月10日土 池内

里山再生と岩倉焼とマツタケ JIDF共催
第3回予告
【月 日】 (2014年12月予定)
【時 間】 (未定)
【会 場】 香川山BC(京都市左京区岩倉村松.まつたけ山復活させ隊) 
【テーマ】 松茸山再生とまつたけ山復活させ隊の2015年を語る
【ゲスト】 未定
【定 員】 30名 
【参加費】 昼食代(一般500円)
【一 般】 参加可能※ 申し込みは陶芸班世話人内田(090-2459-7528)
                           

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§カンパありがとう!
  
  
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173

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§主 催
まつたけ十字軍運動
代表 吉村 文彦(マツタケ生態学)
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305 redpinemushroom@gmail.com

香川理化学研究所
代表 香川 晴男

§共 催
京都大学マツタケ研究会
代表 大石 高典

 

 

コメント
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