まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-330-

2008年08月06日 |  マツタケの林地栽培 
里山づくりに必ず生まれるバイオマスの多角的利用を図るために、我々は有機堆肥、完全無農薬で米作りもしている



まつたけ復活・里山再生市民運動


第154回(8月8日)
まつたけ十字軍運動活動開催のお知らせ

 暑い日が続きます.京都では、昼過ぎから夕方に掛け、大きな粒の激しい雨が降ります.
今頃、マツタケの菌根があるあたりも地温はずいぶん高くなっている.8月の初めには、岩倉の地表下10cmの地温は25℃近くになっている.気温は33℃前後である.林業に携わる人や林学の研究者達は、今頃アカマツの根は伸長を止めると云う.実験室内では、気温25度でアカマツを栽培すると根は休むことなく伸びるのだが・・・・.すると、新たな菌根形成も止まる.いよいよ秋らしくなってきたときのために、菌根は成熟期に入っているのである.
 今年のマツタケ発生期は、どんな気象になるのか不安である.
 
私事であるが、この夏の暑さから逃げ出して、世界のマツタケを考える旅に、約ひと月ほど出かけることになりました.
皆さん、猛暑のみぎり、お体にお気を付け下さい.
 
<お知らせ>
1)8月10日(日) 滋賀県栃垰と椿垰の間で焼畑実施
前日の天気が良ければ余呉の北端、栃垰と椿垰の間で焼畑をします。興味がある方がいらっしゃれば、お知らせ下さい。火入れ・カブラ植え付けの後、そばの清流わきでバーベキューです。参加費は2~3千円。連絡は 滋賀県立大学の黒田末寿へ(kurodasuehisa@yahoo.co.jp)

2)里山産業創造ワークショップ開催(雨天の場合は、中止)
8月21日(木)午前9時30分より
観音寺峠道の入口に集合※峠道入口の南側(モン・スイユ向い)に駐車スペースあり。外来の方はJR線路側から進入してください。問い合わせは0774-73-2708(田中)に。
8月22日(金)、23日(土) サンタウン夏祭り(高の原駅前)  14時から21時まで 

3)8月28日(木) 13時~16時 金沢大学「能登里山マイスター養成プログラム」(http://cr.lib.kanazawa- u.ac.jp/meister/)の受講生10名が見学にこられる.

4)8月30日(土)18:30~   「京都のナラ枯れ問題を考える市民の集い」がある.
会場:ホテルグラン京都清水(電話:075-561-9900(旧保養所きよみず)
東大路五条から五条坂を清水寺の方に 登っていき途中、中ほどで左に曲がって(右はちゃわん坂)100メートルほど。問い合わせは、メンバーの杉山廣行へ.

5)9月20日(土)午前10時から(受付9時30分)
京都大学心の未来研究センター、京都大学マツタケ研究会、京都学園大学マツタケ研究会並びに京まつたけ復活・まつたけ十字軍運動共催で、「マツタケがつなぐ世界」と題してシンポジウムが、京都大学国際交流ホール2(本部時計台2F)で開催されます.
演題は、「マツタケとパインマッシュルーム」、「マツタケ研究の流れ」、「マツタケ考」、「里山とマツタケ山づくり(各地の事例報告)」、「北東アジアのマツタケ事情」、 「まつたけの人類学」、「まつたけ十字軍運動3ヶ年の軌跡」
問い合わせは、京都大学マツタケ研究会の大月 健090-4280-3334)に.

<メール便り> どんどんお寄せください
1)柳内久俊さんから
 暑中お見舞い申し上げます。いつもマツタケ十字軍の活動報告をいただきありがとうございます。時々出張で京都を過ぎる度にはるか岩倉の方を眺めております。
 さて、暑い日が続きますが、一昨日久しぶりに築地市場にランチを食べに行きましたら、何と今年初めてマツタケに出会いました。中国産で10~15cm、3本詰めで1700円、Kg当たり5~6000円のようです。こげ茶色で日本産より色が濃く、おそらく航空便でしょうが、あまり傷みはありません。でも、中国産の表示が一切ないのが曲者です。
 いつもお盆を過ぎるとコメとかマツタケの出来が話題なりますが、今年はどうでしょうか。また機会をみつけてお話を伺いたいと存じますのでよろしくお願いします。

まつたけ十字軍運動とは?
まつたけ復活・里山再生まつたけ十字軍運動は、生物の保全・多様性上危機に瀕する里山をマツタケ山に戻すことが目的である.近代的マツタケ学発祥の地、京都市左京区岩倉を活動の拠点として、放棄されたアカマツ林でマツタケ山づくりを楽しむことをモットーとしている.
私たちの山づくりは、
a)山-川-畑・水田(-海)のつながりを意識する.
b)“自然”との共生-徹底した有機物循環型の農林「業」をおこなう.
c)里山のバイオマス資源、有用植物・キノコなどを活用する. 
しかも楽しくなければならない!運動の中身は参加者の皆さんが創り上げることを
前提としていて、参加者の数だけ面白いことがあると自負している.

開催予定日 2008年8-10月
活動場所は岩倉香川山他.活動開始は、午前10時頃から.
第154回:08月08日(金)榎本(ブログ報告担当者名)
第155回:08月22日(金)宮崎
第156回:08月30日(土)三輪
第157回:09月05日(金)榎本
第158回:09月12日(金)宮崎
第159回:09月20日(土)吉村
シンポジウム「マツタケがつなぐ世界」 京都大学時計台;午前9時30分
第160回:09月27日(土)榎本
第161回:10月04日(土)三輪
第162回:10月10日(金)宮崎
第163回:10月18日(土)榎本
第164回:10月24日(金)三輪
第165回:11月01日(土)吉村

<カンパ! ありがとう> 
  カンパ等の振込先:
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦 
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 
口座No.: 普通預金 3698173 

主 催 
吉村 文彦(マツタケ生態学者)
まつたけ十字軍運動 代表
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27.075-581-8932, 090-6227-4305

共 催 団 体
京都大学マツタケ研究会(代表 大月 健)
京都市左京区北白川 京都大学農学部図書室気付(大月 健090-4280-3334)
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所

コメント
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