俺の明日はどっちだ

50歳を迎えてなお、クルマ、映画、小説、コンサート、酒、興味は尽きない。そんな日常をほぼ日替わりで描写

「ニューヨーク、アイラブユー」  NEW YORK, I LOVE YOU

2010年04月26日 01時27分11秒 | 時系列でご覧ください

とても気に入っていた 「パリ、ジュテーム(過去エントリー)」のプロデューサー、エマニュエル・ベンビイが、今度はニューヨークの街を舞台に製作した都市をテーマに描くオムニバス映画の第2弾。

実はこの映画、普段はほとんど一人で映画館に行くことが多い中、ニューヨークに遊びに行くこと11回!というすっかりNYフリークなNちゃんと観るつもりだったのだけど、残念ながら時間が合わず断念。

   

まあそれはさておき、前回同様アメリカのみならず、日本からの岩井俊二をはじめインドやフランス、ドイツ、中国など、世界各国から10人の監督が集結した今回の作品、前作の短編ながらそれぞれが完成度の高い作品が目白押しだったのに比べ、正直言って所々に物足りなさを感じてしまったのだ。

確かに舞台となっているニューヨークの街としての等身大の魅力は感じられるし、ぐっと来る都会での男女間の恋のやり取りもいくつかあったのだけど、前作がそれぞれ独立したストーリーとなっているのに対して、今回ある意味、ニューヨーク版『ラブ・アクチュアリー』と評されるように大きな群像劇としたところが、いささか微妙だったりしたのであります。う~む。

   

もちろんどこかの話の中で「ニューヨークって、そんなに大きな街じゃない」みたいな言い方がされていて、実際そのニュアンスはわからないでもないし、実際そんな偶然も多々あるとも思う。ただなぁ~、ブツブツ・・・


個人的にはやはり最後のクロリス・リーチマンとイーライ・ウォラックが演じる老夫婦がシーズンオフのコニーアイランドで佇むエピソードが一番胸ジワ~ンでありました。

そしてエンドロールの最後にクレジットされていたように次回作は舞台は上海とのことで、とりあえず「再見 ツァイツェン」!



今日の1曲 “ New York City Serenade ” :  Christopher Cross

この映画には似つかわしくはないことは承知で、先日金沢でもコンサートがあったということクリストファー・クロスの懐かしのこの歌を。
あれから30年。思えば初めてニューヨークを訪れたちょっと後の頃にヒットしたんだなと改めて実感であります。



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