俺の明日はどっちだ

50歳を迎えてなお、クルマ、映画、小説、コンサート、酒、興味は尽きない。そんな日常をほぼ日替わりで描写

have so much fun な夜 @ 金沢 尾張町 「 風和利 」

2015年12月03日 18時46分19秒 | 時系列でご覧ください

金沢の中でも行きたいと思いつつ行けていない店が随分あったりするのだけど、そんな中でもずっと気になっていた店に昨日ようやく行くこと出来、その思っていた以上にフランクな雰囲気のもと、あれこれ食べて飲んで、それはそれは楽しいひと時を過ごすことが出来たのでありました。



カウンター8席、テーブル20席という店内はほぼ満席で、そこに厨房4名、ホール3名という同じようなキャパシティを持つ飲食店オーナーから見ると多分相当に羨ましいであろう数のスタッフがテキパキと仕事をこなしていて、その無駄のない動きを見ているだけで、いい店だなと実感です。




そして数あるメニューの中から、昨日アテンドしてくれた(この店の常連だという)Mくんのチョイスでいろいろと食べることになり、



まずは定番人気だという「元祖ポパイサラダ」。
品種によるものなのか生のホウレンソウ独特の青臭さは全く感じず、秀逸なドレッシングを含めて自らメニューで絶品! と謳うのも何となくわかる美味しさ。
個人的にはベーコンがカリカリでないところもちょっとツボでした。



味付けはもちろんのこと、絶妙な焼き加減で、見た目とおりの美味しさを感じる姿かたちも美しい 「 玉子焼き 」 はワインとの相性もすこぶる良しなのであります。



また、山芋の一種である粘りっ気のある加賀丸芋を使った 「 磯部揚げ 」というありそうでなかなか出会えないものもしっかり美味しいし、




炭火でじっくり焼かれたシイタケやトリュフオイルで風味豊かに味付けされたズッキーニなどもシンプルながら味わい深く、



ある意味、どうってことのないコロッケもまた「王様のコロッケ」と表記されると、ついつい食べてしまい、これまた旨しなのです。



とにかくいろんなメニューが、それこそ目移りするくらい豊富にある中、



そして今の季節らしく「白子の昆布焼き」などもちゃんと用意されていて白子ニアンにとって、嬉しい限り。



実はこの日、たまたま観光で金沢にやってきたニューヨーク在住の英国人であるキールなるお兄ちゃんと隣り合わせになったのですが、



彼がこれは頼むべきだとリコメンドしてくれたのがこの「牛ヒレステーキ」。
ちょっと感動的に美味しいフライドガーリックをはじめ生姜や茗荷、小口ネギなど薬味たっぷりで、



こんな風に取り分けて食べてみると、なるほど外国からの旅行者にとって、嬉しい味なんだろうなと感じる、日本人も納得の美味しさだったのでありました。



肉と言えば、分厚いタンステーキもまた、かなり見事な焼き上がりで、いやはや旨いのってなんのって。




そしてこの店、カウンターに座っているとライヴ感に溢れ、作っているメニュー、作っているメニュー、どれもが美味しそうでついつい頼みそうになるんだけど、



そんな中、店主である一平くんが丁寧に手際よく作っている 「 アジの押し寿司 」 に大いに魅力を感じていたところ、たまたま頼んでいたキールが気前よく分けてくれたのでありました。
ええやっちゃね。



といった具合に、楽しく時を過ごすことが出来たのですが、
思えばこういったチェーン店でも個人店でもない、程よい距離感を感じさせてくれるお店って(知らないだけかもしれないけれど)金沢にはなかなかないような気がします。

ざっくばらん過ぎず、かといってお高く止まっているわけでもない雰囲気、決して高級素材を使うわけではないけれど、ちゃんと吟味された素材を生かした値頃感のある料理、賑わいも味のうちとでも言うべき自然体での活気ある店内などなど、求めるものによって人の評価は変わるだろうけれど、個人的にはとても好きなお店でした。


ただ早い時間は予約で埋まることが多いそうなので、早い目の予約、もしくは遅い目の訪問をオススメなのであります。


風和利

金沢市尾張町2丁目6-57
076-207-3417
17:00~23:00 ※日によって延長営業もしています
基本月曜定休

詳しくは → コチラ
[ 地図 ]



今日の1曲 “ New York State Of Mind ” : Mark Almond

店主である一平くんは長らくニューヨークにいたこともあり、流暢な英語を話し、外国からのゲストにも臆さず接客をしていて、そのあたりにも感心させられたということで、今日はそんな彼に敬意を表し、ビリ-・ジョエルの代表曲を、大好きなマーク・アーモンドバージョンで…






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