先週もミッキークイーン(Nureyev)、タガノエトワール(Kingmambo)、グリュイエール(Kingmambo,Roberto)、ハピネスダンサー(Sadler's Wells)、シルバーステート(Roberto)、メイショウブイダン(Sadler's Wells)、クラリティーアイズ(Kingmambo)、レイリオン(Sadler's Wells)、デンコウアンジュ(Sadler's Wells)と、Special&Roberto的パワーピッチが勝ちまくった京都芝
しかし秋華賞はRiverman的斬れで走る牝馬のワンツースリー、ここから考察されることは、エアレーション馬場でもHペースで持続戦になれば、ナスキロ的斬れで差し届くのだなあ…と
ガリバルディ(Sir Gaylord≒Secretariat6×5でストライドで走るディープ産駒)が勝ったマイル戦も、58.0-34.7と流れましたからね~
ディープインパクト産駒はたしかにマイルの活躍馬が多いのですが、それは「スプリンター~マイラーの母から筋力を受け継ぐ配合が成功しやすい(特に3歳春までは)」というのが大きいでしょう
3000m以上のオープン競走で馬券に絡んだディープインパクト産駒は下記の8頭ですが、その母父をみると、マイラーといえるのはトーセンラー(Lycius)とスマートロビン(Lyphard)の2頭だけ
トーセンラー(Lycius=英2000ギニー2着)、ファタモルガーナ(エリシオ=凱旋門)、サトノノブレス(トニービン)、デニムアンドルビー(キングカメハメハ=ダービー)、イグアス(Potrillazo=亜ダービー)、ラストインパクト(ティンバーカントリー=プリークネス)、ニューダイナスティ(Dynaformer=ブライアンズタイムと7/8同血)、スマートロビン(Lyphard=ジャックルマロウ)
ディープ×Storm Catは3000m以上[0.0.0.5]、サトノラーゼンの母父IntikhabはクイーンアンS(英G2・芝8F)に勝ったマイラー
まだ月曜ですからネタ投下は軽くこんなもんで、本日18時更新のNETKEIBA「重賞の見どころ」では菊花賞と富士S(これも驚くほど好メンバー)の上位人気馬の血統解説をしていますので、今週もよろしくお願いします
■『ディープインパクト好配合リスト(2014)』で栗山求が推奨したミッキークイーン(牝3歳)が日曜京都11R秋華賞(G1・芝2000m)を勝ちました。
★ミッキークイーン(牝・母ミュージカルウェイ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012104870/
セレクトセールで1億円の値がついた高馬。母はドラール賞(仏G2・芝1950m)の勝ち馬。母の父Gold AwayはNureyevとBlushing Groomを併せ持つのでハルーワソング(フレールジャックの母、ヴィルシーナの祖母)と似ており、母にはさらにMr.Prospectorが入るのでヴィルシーナと構成がよく似ている。全姉インナーアージ、全兄トーセンマタコイヤに続いて3年連続の指名となるが、仮にインナーアージのように馬体が小さく出てしまうと厳しいので★まで。
■『望田潤のPOG好配合リスト(2015)重賞勝ち馬の弟妹編』で推奨したモーゼス(牡2歳)が土曜東京4R新馬戦(芝1400m)を勝ち上がりました。
◎モーゼス(牡、ダイワメジャー×チャールストンハーバー)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013105194/
カレンブラックヒルの全弟でレッドアルヴィスの3/4弟。セレクトセールで実馬を見たがなかなかいい馬だった。チャールストンハーバーはDrone≒Terlingua3×3、Le Fabuleux4×4を持つ名繁殖牝馬で、出走8頭中6頭が勝ち上がっており、種がMr.Greeleyでもタニノギムレットでもメイショウサムソンでも優雅なスピードを伝えている。中でもダイワメジャーとの配合はかなりベストに近い。
■日曜京都7R1000万下 ガリバルディ(ディープ・望田)
■日曜新潟7R500万下 ラフィネシチー(一口・栗山)
モーゼスはカレンよりも大型で脚長でWild Risk的なナタのストライドで、1400は少し忙しいようなレースぶりで、こちらのほうが大箱向きではあるでしょう
下記エントリでまとめたように、
(1)HaloにDrone的組み合わせ(ナスキロ+Tom Fool)を合わせることで柔らかさと俊敏さを増す(Storm Cat、Caerleon、Sir Ivor、A.P.Indyなど。Red Godもこれに準ずるが、柔らかさを補強する意味では少し劣る)
(2)Lady AngelaにPretty Polly血脈(Donatello、Worden≒Le Fabuleux、ガーサント、Great Nephew、Indian Hempなど)を合わせるのが隠し味で、これが重賞レベルでの底力につながる
これが「ダイワメジャー黄金配合」で、チャールストンハーバーの場合は、Drone≒Terlingua3×3にLe Fabuleux4×4と(1)(2)を強力なクロスで持つこと、しかも母系にGreat Nephewが入って母母がNearctic≒Sybil's Niece4×3(NearcoとHyperionとSister Sarah)の3/4同血クロスを持つこと、この2点によりダイワメジャー黄金配合の頂点にそびえ立つプラチナ配合といえ、母の配合も自身の配合も最高なのですから、ミュゼモーゼスがモーゼスになっても新馬ぐらい勝ちますよ(・∀・)
そもそも主にカレンブラックヒルとコパノリチャードの配合を叩き台に導き出したのが「ダイワメジャー黄金配合」なわけですが、大活躍の2歳世代でも、メジャータイフーン、マコトルーメン、アストラエンブレム、レッドラウダ、ヒルダの重賞入着馬はいずれも(1)(2)を押さえた黄金配合なのです
だから2歳のダイワメジャーを(1)(2)だけで選んだら、何回やっても◎モーゼス(POG推奨)、○アストラエンブレム(一口ピック&POG推奨)、▲ボールライトニング(一口ピック)の順になりますね~(はいはい、カープストリーマーも黄金配合ですからご心配なく)
ダイワメジャー黄金配合《2014最新バージョン》
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/b895276e842b3f2ffc2a70007810d5ce