花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
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いっぱいの主婦の日記です

夏の想い出・「栂池自然園」その2

2008年09月03日 | 旅日記

日本でも有数の高層湿原が広がる「栂池自然園」では様々な動植物を観察することが出来ます。
晴れた日には白馬連峰の大展望が直ぐ目の前に展開されますが・・・
残念ながらこの日はご覧の通りの霧の中。

水芭蕉湿原、ワタスゲ湿原と歩いてきて標高1850mの楠川まで行きましたが、今日中に帰宅することにして回れ右をしました。



「ワタスゲ」湿原の中には、ワタスゲ、アヤメ、ニッコウキスゲ以外にもたくさんのお花が見られます。
この黄色いお花は「アキノキリンソウ」でしょうか・・・


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「チングルマ」はすでにお花が終わって綿毛になっていました。
その横には「イワイチョウ」が最後の白いお花を咲かせていました。
マウスオンでご覧下さい



帰りは行きと反対側の「ワタスゲ湿原」の右側の道を行きました。
本当は「浮島湿原」まで行きたかったのですが、お天気も悪いし時間もないしで諦めました



あちこちの山や湿原で「ワタスゲ」は見ていますが、こんなにたくさん咲いている風景は初めてです。
時期が良かったのでしょうか?



茂みの中に「キヌガサソウ」がまとまって咲いていました
夏のアルプスを歩くと、この大きな葉っぱの中に咲く白い優雅なお花を見ることがありますが・・・
これだけの群生も珍しいです。
100mくらいに渡って木道脇に続いていました



和名で書くと「衣笠草」・・・
葉の様子を、昔高貴な人にさしかけた衣笠にたとえたものだそうです。



キヌガサソウの写真を撮りながら歩いて行くと、ひんやりとした風が通り抜けました。
「風穴」です。
そこで何かが動いています。そして目の前に飛び出してきました



黒い目をしたイタチ科の「オコジョ」です
可愛い姿のわりには気が荒く、自分より数倍大きいウサギを襲う事もあるとか・・・
雪が解け出す頃から夏の間は頭部と背中の体毛が茶色なのですが、冬になると全身真っ白な毛に生え変わります。
しかし、しっぽの先が黒いのは、夏冬を通して1年中変わらないそうです。

山登りを始めて間もない頃、私は常念岳から大天井岳に向かう途中の登山道で一度だけ出合った事があります。



色づき始めた木々の葉が、山の秋が近いことを教えてくれているようで・・・
オコジョの毛の色が白く生え変わる厳しい冬の到来も、間もなくなのかも知れませんね。



コメント (20)
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