花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

新緑の奥多摩「浅間嶺」登山・その2

2015年05月24日 | 山シリーズ
19日(火)に雨が降りましたが、先週の後半は初夏の陽気が続きました

そんな中、夫が庭の手入れを任されていたお隣と、斜め前のお宅に後を継いだ後輩たちが剪定にやってきたので
3日間我が家のデッキを開放し、お昼にお茶を出し思い出話などを語り合いました(涙も出ましたが)

ノド風邪と5月病が合体したような私は、OL時代の仲間たちとの銀座「三笠会館」でのお食事会も断りましたが
夫の後輩たちと話をしたら少し気持ちが紛れました。


家を出たり入ったりしながら彼らの仕事を見ていて、ふと空を見上げると太陽の周りに傘雲が・・・
傘の外側には丸い虹が見られました。


太陽や月に薄い雲がかかった際、周囲に光の輪が現れる現象を暈(かさ)といい、
特に太陽の周りに現れたものを日暈(ハロ)と言うそうです。

地震との関連性を記した記事もありますが、科学的根拠はないとかで・・・
不安になりますが、そう信じるしかありませんね。

遅まきながら、GWに行った奥多摩のハイキングの続きをUP致します。

「浅間尾根から浅間嶺」へ、そして払沢の滝入り口バス停に下る。(5月3日)



さて、私たち3人は新緑の美しい浅間尾根を道標に従い「浅間嶺」に向かって歩いて行きました。


やがて右手に人里(へんぼり)からの登りと交る分岐です。


数分歩くと通行止めの看板が見えました。
「この先、木材搬出中の為、迂回してください」の掲示

北側の斜面がバッサリと切り倒され、見事な景観が望めます。


「大岳山」と「御前山」、そして山深い奥多摩の峰々が堪能できました。


その後すぐにこの標識が現れて、私たちは立ち止まり地図を出しました。
12時半になっていてお腹も空いています。

「まずは休憩所で腹ごなしをしてから浅間嶺の頂上に行きたいわ」
「休憩所から頂上はすぐらしいわよ」

地図を見ると休憩所~浅間嶺~そして左手のこの先の道とつながっているようです。
私たちは右手の尾根伝いの道を進みました。

「このコースは道標は多いけど、距離とか時間が書かれていないのが不親切ね」


日当たりの良い、新緑の中の尾根道を行きました。


10分足らずで浅間神社の小さなお社が現れました。
昭文堂の地図によると木立に囲まれたここが頂上(903m)との事

ここから3分で、トイレも備わった広い休憩所に出ました。


ここのベンチで昼食タイムです。
持ってきたおにぎり2個と、果物を食べました。

Yさんが10年前の地図の小冊子に書かれたこのコースを読み上げました。
「頂上は浅間神社です」「ええっ~そうなの?」「写真は撮ったわよ」

隣にいた女性が「このすぐ上の展望台に標識が建っていますよ」と教えてくれましたが・・・?


目の前に「大岳山」や「御前山」を眺めながらのお食事でした。


5分もかからずひと登りすると展望台に出ました。
誰もいなくて、3人での記念写真は撮れませんでしたが、こちらの方が頂上の雰囲気ですね。


「地図を見ると戻らなくても、分岐の道に合流するはずよ」
25年以上も一緒に山歩きをした3人の意見はすぐに決まります。

私たちはその先の白樺の新緑が美しい中を進みました。
途中「松生山」への道を右に分け、左に巻いて下っていきます。


展望台から12~13分で浅間尾根から続く道に出ました。

目指す「払沢の滝入り口」まで、まだ4.7kmもあります(こちら側の標識にはキロ数が書いてあったわ!)
時計を見ると1時半過ぎ・・・
16時台のバスはないので、15時半までにはバス停に着きたい。


だらだら下りが続きます。

反対側からのコースは勧めないとガイドブックには書いてありましが、払沢の滝の駐車場に車を置けば
往復登山ができるので、そんな人が多いのでしょう・・・


やがて神社のような建物が現れ、クリンソウが綺麗に咲いて居いました。

お蕎麦屋さんのようです。庭には石仏が並んでいました。


私たちは先を急ぎます。

人馬が行きかった頃の古いお休み処「峠の茶屋」が現れました。

江戸まで16里と書かれていました。甲州古道の古い歴史が感じられます。


ここから先は車の通る林道になりますが、私たちはまずは「時坂峠」をめざし、
峠の標識に導かれ、脇の登山道を下りました。


林道~脇の登山道と繰り返し、里に下って行きます。


ここは「関東ふれあいの道」なのですね。

午後15時15分に、ようやく払沢の滝入り口のバス停留所に出ました。
休憩時間を入れて5時間15分の歩きでした。

次のバスまで30分待ち・・・
滝を見に行く元気はなく、ソフトクリームを食べて待ちました。
ここ発なので余裕で座れました

武蔵五日市に到着してすぐに始発の「ホリデー秋川号」東京行きが出たので
こちらも無事に座れてラッキーでした。

途中人身事故で東海道線&横須賀線&京浜東北線とJRのすべての横浜方面行の電車が
止まっているとのアナウスが

行きも鎌倉から来るKさんと待ち合わせた湘南新宿ラインの電車を、横浜から乗る私とYさんが間違えて、
2分早く来た津田沼行の電車に乗りテンヤワンヤ

この日は電車に関しては散々でした。

結局混んでいる東京駅で3人で夕食用のお蕎麦を食べて、電車が動くのを待ちました。
家に帰り着たのは21時半
登山道を下ってバスに乗って、5時間50分かけて帰りましたわ

横浜から奥多摩は本当に遠いいです


コメント (20)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新緑の奥多摩「浅間嶺」登山... | トップ | 鎌倉で食事会、そしてバラの... »
最新の画像もっと見る

20 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (tona)
2015-05-24 22:00:34
こんばんは。
日暈と虹をご覧になられて良かったですね。とても素敵です。
903m、5時間15分の山行、私にもできるかしらと思ってしまいました。ちょっと厳しいかしら。
このころ、もうクリンソウが咲いていたのですか。もっと後かと思い込んでいました。
仲良し3人、この後もあちこち登れるといいですね。
返信する
おはようございます。 (京都で定年後生活)
2015-05-25 07:22:13
前回に引き続き奥多摩堪能いたしました。
新緑もキレイな時期です。
クリンソウがとても可愛いですね。
それにしましても、皆様の御健脚ぶりには脱帽です。
関東の地理はよくわからないのですが、記事をみますとアクセスは大変なようですね。
お疲れ様でした。

これから梅雨に入りますが、散策の工夫がいりますね。
返信する
☆tonaさんへ (nao♪)
2015-05-25 09:21:40
太陽を真ん中に丸い日暈を撮りたかったのですが、技術的に自信がありませんでした。
この日は各地で彩雲も見られたようですが、我が家近辺では探せませんでした。

この「浅間嶺」のコースは、ガイドブックによっては「家族向き」となっています。
数馬側から登れば標高差も300mくらいで楽ちんです。
ただ結構ロングなので、小さい子供連れは大変だと思います。
tonaさんならまだまだ大丈夫ですよ。
国分寺のお宅からは近いのですから、是非歩いてみてください。


返信する
☆京都で定年後生活さんへ (nao♪)
2015-05-25 09:32:27
奥多摩は東京都です。GWの頃の新緑が素晴らしいので、思い切って行ってきました。
駅から近い山は殆ど登ったので、延々バスで登山口まで行かなければならない山が残っています。

50代半ばまでは登れない山はないと思っていました。
それ以後は皆親の介護や孫の誕生で忙しくなり、中々一緒に山に行けなくなりました。
山は行かないと筋肉が衰え登れなくなります。
それでカメラに転向しましたが・・・
やはり山も捨てがたくて、又初心者コースから始めています。
3人共体力もなくなり「登れる山はあるかしら?」と・・・
出かける山を探すのも大変になりました。
返信する
行き帰りの電車! (写楽爺)
2015-05-25 22:04:57
こんばんは。
「行きはよいよい 帰りは・・・」何ていいますが生きも帰りも大変だったのですね。
日暈見られただけでなくしっかりと撮られたなんて羨ましいですよ。
そう言えば今日(25日)地震がありましたね、埼玉県が震源地との事でしたが我が家地域は震度3で都心の震度4より小さな揺れでした。
返信する
訪問 ありがとうございました (ぴえろ)
2015-05-25 23:17:54
ビオラさんからのつながりでしたね
ありがとうございます
何故か、私はネットのつながりでは
感謝がいっぱいになります
いい人との巡り会わせに感謝です
ビオラさんとはブログ開設して
それほど経たないうちに、同じ静岡県って事で
お友達にしていただきました
nao♪さんのように、ブロ友のオフ会まではいきませんが
たくさんのネット友に支えられて、今日に至ります

ご主人の事、大変でしたね
心の整理もできない状態ですよね
私も、去年の元旦、玄関の前で倒れ・・・・それっきりでした
夫の残していったものは、限りなく多く
いつでも ハッとさせられます
nao♪さんは、登山の趣味を生かされて
いいじゃないですか~
自然との会話は、何よりですよね
私も、登山ができたら・・・と
だんだんさんやみなさんとのハイキングの様子が
うらやましく思います
外反母趾が痛く、今は、ひざを故障して情けないです
かばえば かばうほど 腰痛もひどくなり 散々です(笑)
nao♪さんの写真の数の多さに感動です
私なんて とっても及びませんよ~
こらからも、拝見させていただきますね

どうしようもない寂しさは、埋まりませんが
笑顔やお出かけは すすんでやらないと~ってね

私はブログの更新ができてませんが
少しずつ頑張りますね~
あはは~
返信する
Unknown (山小屋)
2015-05-26 06:16:22
浅間嶺(せんげんれい)は展望のよい尾根歩きが
できる山です。
新緑がきれいでしたね。

標識は方向だけでコースタイムは地図で確認してください。
最近の地図では昔よりコースタイムが遅くなっているようです。
返信する
☆写楽爺さんへ (nao♪)
2015-05-26 08:11:35
太陽を真ん中に丸い日暈を撮りたかったのですが、カメラの設定も分からず、眩しくて無理でした。
地震との関連性は無しと聞きましたが、昨日関東が揺れましたね。
一人でオロオロしました。

我が家から奥多摩は遠いいです。行帰りの電車でのトラブル満載で大変でした。
東京駅ではラーメンを食べたかったのですが、一度改札を出ないとお店がないと言われ諦めました。
出入り自由な「ホリデー奥多摩パス」を買えばよかったと後悔しました。
お値段はトントンなのでスイカで行きましたが、スイカだと一度出ると高くつきますものね。
結局混雑した東京駅構内のお店で並び、1時間半ほど費やしたら電車が動きだしました。
イヤハヤ疲れ果てましたよ。
返信する
☆ピエロさんへ (nao♪)
2015-05-26 08:50:34
お越しいただきありがとうございます。
ご主人を亡くされても、お嬢様ご一家と賑やかにお暮らしのピエロさんが羨ましいですよ。
私は息子一家が歩いて7~8分の所に住んでいますが、あくまでも所帯は別で・・・
40坪の戸建てでの一人暮らしがまだ慣れずに淋しいです。

「ウツにならないように毎日人と会って喋り、必ず歩きなさい」と言われ実行しています。
幸い趣味がハイキングとカメラなので、家にいて孤独を感じるよりは出かけた方が気が紛れるので、せっせと歩いています。
まだどちらかというと撮影よりは歩きの方が楽しいので、一眼レフカメラで撮るよりは、小さなコンデジの方が多いです。
今回の「浅間嶺」もコンデジでの記録写真です。
でも・・・
あちこち出かけても、誰もいない家に帰ってくると淋しさが募ります。

ブログ仲間にも随分励まされました。
オフ会やハイキングに誘ってくれたり、ワンゲルの会に入会させていただいたりと、助けられています。
淋しいときはパソコンを開けば、こうして皆様とコンタクトできますものね。
これからもどうぞ宜しくお願いいたします。
返信する
標識 (だんだん)
2015-05-26 14:35:51
nao さんのコメントで、同じ市内のtonaさんを知りました。
お互いに親近感が生まれて、早速交流しています
貴女にもお知らせ致しますす。

登り終えてからは、快適な道になりますね♪
そうそう、ベンチの後ろの樹林に標識ありますね。
私たちはずっと歩いてから「浅間嶺が無い!」
引き返してだらだら登り、やっと到着(^_^;)
仏沢の滝へ出た時は、結構疲れてました。
時坂峠の手前ね、クリンゾウが多いです。
長旅でしたね、お疲れさまでした。
返信する

コメントを投稿

山シリーズ」カテゴリの最新記事